約 3,241,924 件
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/637.html
オリジナルスタンド図鑑No.2311~2320 ■ No.2321 【案師】 ID zPJ3cYU0 【絵師】 ID TydVU6SO 【スタンド名】 アンダー・ザ・デスク 【本体】 ネトゲオタク といってもにわかであり、社交性は備えているし外出もする 【タイプ】 自動操縦型 【特徴】 影に潜むスタンド 自分の入っている影に入ったものを攻撃するが外には出られない 【能力】 影から影へ移る能力 基本的に本体はスタンドの動きを操作することは出来ないが、 この能力に関してだけは制御する事が出来、 この能力を使うことで攻撃したい対象にスタンドを嗾けさせることができる 破壊力-A スピード-C 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-E 成長性-E 【能力射程】 20mくらい ■ No.2322 【案師】 ID uldDjC.0 【絵師】 ID CQCx8swo 【絵師】 ID CQCx8swo 【絵師】 ID CQCx8swo 【スタンド名】 デッドバイ・サンライズ (お前は夜明けに死ぬ) 【本体】 常に時間を気にする女性。 普段は物静か、追い詰められるとかなりヒステリックにブチきれる 【タイプ】 近距離型 【特徴】 頭から垂れたウサギの耳ようなものが生えている 女の体つきをした人型 【能力】 触った物や人に『時限爆弾』をとりつける 爆発までの残り時間はデジタル表記で表示され 一度発動した爆弾は本体以外には解除も破壊も出来ない。 残り時間がゼロになる前ならば他の人や物に触る事で爆弾を押し付ける事が出来る。 爆弾の威力と規模は残り時間に比例する。 (数秒程度なら爆竹ほどの威力しかない) 破壊力-A スピード-C 射程距離-D 持続力-A~C 精密動作性-D 成長性-C 【能力射程】 A ■ No.2323 【案師】 ID LFVCLXA0 【絵師】 ID 0uMy0kE0 【スタンド名】 ブルー・ナイル 【本体】 肌が褐色の20代女性 【タイプ】 遠隔操作型 【特徴】 メカニカルなイルカ、両ヒレに2発ずつ小型魚雷がある。 【能力】 物体を泳ぐように透過するスタンド。(生物は透過出来ずにぶつかる) 生物のみ反射する特殊なスタンドエコーで生物の位置を探知出来る。 魚雷は生物に当たった時だけ爆発する。 破壊力-B スピード-C 射程距離-B 持続力-C 精密動作性-C 成長性-C 【能力射程】 B ■ No.2324 【案師】 ID SDcMdYDO 【絵師】 ID v59HEIAO 【スタンド名】 ゲット・レディ 【本体】 いたずら好きな女子高生 【タイプ】 近距離型 【特徴】 小さめのハンマーを持った人型スタンド。 女性的な体つき。よくロシア人が被っている帽子を装着している 【能力】 スタンドの持つハンマーで殴ったものを能力射程内の穴から飛び出させる ある意味瞬間移動能力といってもいいだろう。 無論本体も能力を使用して穴から飛び出すことができる 穴が複数ある場合は最も近くにある穴から飛び出す 破壊力-A スピード-C 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-E 成長性-E 【能力射程】 C ■ No.2325 【案師】 ID mS49tyLM0 【絵師】 ID EVcRL.AO 【スタンド名】 メタフィジック 【本体】 醒めた目をした眼鏡の青年。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 カミキリムシの頭部を持ち、騎士鎧のような外骨格に覆われた人型。 鎧の縁にCuttingの文字が彫りこまれている 【能力】 『 空間の連続性を裁ち切る』能力。 範囲はスタンドの拳から50センチ以内、一度に一箇所のみ。 その切断面は厚さの無い板状の鏡として視認され、 いかなる物体も通過できない(光が通過できず全反射される為鏡面になる)が 『空間の復元力』により数秒で消え去る。 切断した空間を占めているは物体は物理的強度に関係なく空間ごと『裁断』される。 破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-E 精密動作性-C 成長性-A 【能力射程】 2メートル弱 ■ No.2326 【案師】 ID wjdLz060 【絵師】 ID mi/UHrYo 【スタンド名】 スリー・ミニッツ 【本体】 たった一人の人間を殺すために生きてきた男 【タイプ】 近距離型 【特徴】 本体が理想とするヒーロー像 【能力】 3分間、どんなダメージを受けても超速回復する 即死レベルのダメージでも瞬時に回復する しかし3分後、3分間に受けた全てのダメージが一気に襲い掛かる 破壊力-A スピード-B 射程距離-C 持続力-C 精密動作性-C 成長性-C ■ No.2327 【案師】 ID Qj2RSxZQO 【絵師】 ID ddeaMgAO 【スタンド名】 ベルフェゴール (怠惰) 【本体】 いつも寝ている女子高生 夢遊病を患っている 【タイプ】 一人歩き型 【特徴】 不気味な眼が描かれたアイマスク型スタンド。自意識を持ち、本体の体を介して喋ったりする 【能力】 本体の夢遊病を強化するスタンド 夢遊病を発症している間、本体は常人を遥かに凌ぐ身体能力を発揮する (5mぐらいはジャンプできるし岩をも破壊できる) 本体の行動はスタンドが操る 本体が起きるとスタンドは一時的に消滅する 破壊力-なし スピード-なし 射程距離-なし 持続力-寝ている間 精密動作性-なし 成長性-なし ■ No.2328 【案師】 ID Qj2RSxZQO 「傍観は同罪である」 【絵師】 ID ddeaMgAO 【スタンド名】 the 8th sin (第八の罪) 【本体】 様々な罪を犯している女子高生 脱獄以外の犯罪はすべて犯している 死後は幽霊になってさまよい歩いている 【タイプ】 一人歩き型 【特徴】 ノトーリアスBIGを人型にしたような見た目のスタンド。鎖が巻き付いている。自意識を持つ 【能力】 本体が死ぬことで発現する、他人の罪を学習し無限に成長するスタンド まず、生前の本体の「罪」を基盤に行動し、あらゆる犯罪行為を行う このスタンドは人助けをしていたりする「善人」に対して優先的に犯罪を行う 他人の罪を以てスタンドは無限に成長する (この場合の成長とは、犯罪の巧妙さや手際の良さを指す) 破壊力-A スピード-C 射程距離-∞ 持続力-A 精密動作性-E 成長性-∞ ■ No.2329 【案師】 ID .BwkYawo 【絵師】 ID tXYyXJUo 【絵師】 ID tXYyXJUo 【スタンド名】 ゲェツ・ヨウビー 【本体】 月曜日に絶望し、自殺した。 【タイプ】 一人歩き型 【特徴】 | ∧ ∧|/ ヽ ./ .∧| `、 / ∧|  ̄ ̄ ̄ ヽ| ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /| \___/ /| \/ / 【能力】 スタンドを見た人々に絶望感を与える。人々の絶望をスタンドはエネルギーとし元気になる。 ただし、NEETなる人の前ではこのスタンドは力を失ってしまう。 破壊力-A スピード-A 射程距離-∞ 持続力-A 精密動作性-A 成長性-A 【能力射程】 ∞ ■ No.2330 【案師】 ID LFVCLXA0 「目には目をって言うでしょぉぉぉ~~~!」 【絵師】 ID fyMpLFo0 【スタンド名】 ハーティング・イーチ・アザー 【本体】 長髪の女子高生、学校ではリーダー格の存在。 仲間思いだが、少しの狂暴性も持ち合わせている。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 頭部や手などに眼がついた、魔人を思わせる風貌の人型スタンド。意外にデカい。 【能力】 スタンドを見た者を「視る」能力。最大8人ぐらい(本体の力量しだい) スタンドと判断できれば視界に入っただけで「見た」事になる。 いったん視界から外れれば視られないで済む。 破壊力-A スピード-A 射程距離-D 持続力-B 精密動作性-C 成長性-B 【能力射程】 A オリジナルスタンド図鑑No.2331~2340 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/1746.html
オリジナルスタンド図鑑No.7331~7340 ■ No.7341 【案師】 ID /CDUiP0Y0 【絵師】 ID K.pt5fwU0 【スタンド名】 ナショナル・イディオット 【本体】 ヴァルチャー所属の実力派若手政治家の男。 他人をコントロールすることに自信があり、外面は良いが他人に敬意を払わない。 【タイプ】 近距離(パワー)型 【特徴】 痩せた人型。上半身に無数の穴が開いている。 【能力】 感情を徐々に加速させる能力。 上半身の穴から感情を加速させるガスを放射する。(ちなみにこのガスは空気より重い) 怒っている人はどんどん気持ちが昂ぶって自分の行動を抑えれなくなり、 悲しんでいる人はどんどん気持ちが沈んでいって動けなくなる。 本気で戦っている人はだんだんと自分の動作が想定・限界を超えていってやがて自分の体が破壊され、 手加減して戦っている人はどんどん力を出せなくなっていってやがて無力化する。 破壊力-C スピード-E 射程距離-E 持続力-A 精密動作性-E 成長性-C 【能力射程】 A ■ No.7342 【案師】 ID DWeEXmF+0 【絵師】 ID K.pt5fwU0 【スタンド名】 バンステッド 【本体】 建築技師。事故で親指を失っている。 【タイプ】 近距離(パワー)型 【特徴】 各所が細い円柱に貫かれているようなデザインの人型。 【能力】 殴った箇所から円柱を生やす能力。円柱の太さは任意。 生える力は非常に強く、生えるスピードもそこそこ速い。 円柱は、質感も硬さも木材程度。 破壊力-D スピード-C 射程距離-D 持続力-B 精密動作性-C 成長性-B ■ No.7343 【案師】 ID DWeEXmF+0 【絵師】 ID K.pt5fwU0 【スタンド名】 ペニー・リール 【本体】 お任せ 【タイプ】 近距離(パワー)型 【特徴】 ずんぐりとした人型。 【能力】 自身に向かうもののスピードに反応し硬化する能力。 スピードに比例して頑丈になるため、銃弾を撃ち込まれようとスピードAのパンチを食らっても無傷。 ただし逆に、スピードが遅い攻撃に対しては脆い。 破壊力-B スピード-C 射程距離-D 持続力-A 精密動作性-D 成長性-B ■ No.7344 【案師】 ID gh1TE7uA0 【絵師】 ID VikQV8MM0 【スタンド名】 レット・イット・グロウ 【本体】 若手の少女マジシャン。 黒のレオタードを着てゲリラマジックショーを行うため、 たびたび警察からの補導を受けている。 【タイプ】 物質同化型 【特徴】 本体の持つシルクハットと同化したスタンド。 【能力】 シルクハットの中にありとあらゆるものを収納することができる。 無機物や生物、さらには本体を収納することも出来る。 破壊力-なし スピード-なし 射程距離-E 持続力-B 精密動作性-E 成長性-A ■ No.7345 【案師】 ID CXVwgqow0 【絵師】 ID fK/yTbts0 【スタンド名】 ヒーローズ・カムバック 【本体】 高校一年生くらいの少年。 子供の頃、交通事故に巻き込まれた際とあるスタンド使いに命を救われており、その人に憧れている。 現在、その人の髪型を真似しようか悩んでいる。 【タイプ】 近距離(パワー)型 人型 【特徴】 顔の代わりに時計の文字盤がついている人型。 手の甲にピースマークがついている。 【能力】 触れたものの「時間」を巻き戻す能力。 一部のみを巻き戻すことも出来、本体は専ら他人のケガを治すのに使っているが、 どうしようもないクズには記憶や精神のみを巻き戻したり、時には完全に赤ん坊にしてしまうこともある。 また、死んで間もない遺体ならば蘇生させることも出来る。 ただ、本体には能力を使えない。 破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-B 成長性-E ■ No.7346 【案師】 ID dC.h/QHE0 【絵師】 ID aDfVy3xU0 【スタンド名】 ウィケッド・ウィッチ 【本体】 所謂魔法使いと呼ばれる異能者の女性、一族のはみ出しもの 【タイプ】 近~中距離型 【特徴】 ローブを着た女性型のスタンド 【能力】 「魔力」を燃料として燃え上がる紫色の炎を生み出し操ることが出来る。 炎は鉄を溶かす程の熱量と狙ったものだけを焼き尽くせる精密性を持つ。 普段は本体自身の「魔力」を燃料として炎を発生させているが、炎が「魔力」を内包した何かに引火すると、 その対象を焼き尽くし、対象が内包していた「魔力」の分だけ火力を増大させる事ができる。 魔力の供給が途絶えた炎はすぐに鎮火する 破壊力-B スピード-B 射程距離-C 持続力-D 精密動作性-A 成長性-B 【能力射程】 10m ■ No.7347 【案師】 ID kZMoksE60 【絵師】 ID bt.PbKJE0 【スタンド名】 ロンサム・ウォーズ 【本体】 元日本軍の吸血鬼。 現代の日本には呆れ果てているが、マンガやアニメは気に入っている様子。 【タイプ】 遠隔操作型 鳥型 【特徴】 アメリカの爆撃機「B-29」を鷹や鷲のようにした姿。 全体的に鳥に近いが、尾羽が飛行機の尾翼になっている。 【能力】 翼から羽毛のような「焼夷弾」をばらまく能力。 この「焼夷弾」は本物の羽毛のようにヒラヒラと宙を舞うが、地面に着く前に何かに触れた瞬間、その物体は一瞬で炎に包まれてしまう。 地面に落ちた「焼夷弾」は不発弾として残り、地雷のように使うこともできる。 尚、羽毛の軸に当たる部分には触れても問題はない。 破壊力-C スピード-A 射程距離-C 持続力-B 精密動作性-C 成長性-E ■ No.7348 【案師】 ID rYfDSZxY0 【絵師】 ID ZUpktesQ0 【スタンド名】 デンジャー・ゾーン 【本体】 いつもヘラヘラ笑っている青年。 本人はニコニコしているつもりらしい。 「ブルーインパルス」のパイロットに憧れている。 【タイプ】 近距離型 人型 【特徴】 戦闘機モチーフのロボットのような人型。 【能力】 触れたものにかかる空気抵抗を増加させる能力。 スタンドにも効果があり、最高で4つまでのものに能力が使用出来る。 能力が発動すると普通に歩くことも厳しくなる。 現在は成長して射程距離内の視界に入ったものにも能力を発動出来るようになったが効果は弱く、 精々銃弾がスレスレで避けられるかどうか位が限界である。 破壊力-C スピード-B 射程距離-D 持続力-C 精密動作性-A 成長性-D ■ No.7349 【案師】 ID stM7sseWNIKU 【絵師】 ID IG7MAXCHNIKU 【スタンド名】 ジェシー・J・サンダー 【本体】 小柄で丸々した女子。体形をからかわれ続けた結果、性格が歪んでいじめる側になった。 グループを作らず、「自分で強いと思ってるやつ」をいじめるのが好き。 【タイプ】 自動操縦型 【特徴】 手のひらに乗る程度の大きさの肉団子のようなものに四本の機械の脚が付いている。本体が投げるなどして「ベチャッ」っと相手にくっつける。 【能力】 取り憑かれた人間の周りの物の濃度を上げる。 花の香りも濃くなりすぎればう○この匂いになると言われているように、物の濃度を上げて台無しにする能力。 人間の体臭を濃くすることで本人でさえ気分が悪くなるような悪臭になったり、辛い味付けの料理に近づいただけで目・鼻・喉が痛くなるなどする。 周りの人に影響は無く、取り憑かれた者のみが苦しみ続ける。 しかし言い換えれば、普通の人にはわからない微かな匂いに気づけるようになるので、追跡・探索に有効な犬並の嗅覚を得たことと同じになる。 破壊力-D スピード-E 射程距離-B 持続力-A 精密動作性-E 成長性-C ■ No.7350 【案師】 ID B9cWf/iFNIKU 【絵師】 ID IG7MAXCHNIKU 【スタンド名】 トラフィック・サイン 【本体】 交通規則に異常なまでに厳格な郵便配達員 【タイプ】 近距離型 【特徴】 標識のように細い体に大量の矢印 【能力】 スタンドが触れた人間は自分が見た矢印の方向に進んでしまうようになる 道路標識に使われる矢印はもちろん、落書きや矢のオブジェのような物も矢印と感じてしまうとそれに従ってしまう。 破壊力-C スピード-A 射程距離-D 持続力-B 精密動作性-C 成長性-E 【能力射程】 A オリジナルスタンド図鑑No.7351~7360 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
https://w.atwiki.jp/hyourirowa/pages/129.html
「一旦情報を整理しましょうか、写真のおじさん。」 「ふむ。おまえにしては良い考えだな。」 場所はF-8、山岸由花子の家の中。 ひょんなことから出会った鶴見川レンタロウと写真のおやじは、その中で情報交換をしていた。 本当は部屋の奥に入るはずだったが、どういう訳かその扉には南京錠が幾重にもかかっていた。 南京錠に書いてある英単語からして、暗証番号を知らずとも、高校生レベルの英文法を解ければ部屋に入れるようだ。 部屋に入ったらまた鍵のかかる仕組みで、閉じ込められたりする可能性もあったので、扉の前で話をすることにした。 レンタロウは早速、鞄から名簿カードの束を取り出し、床に並べた。 「おじさんも知っている名前があれば、言ってくださいね。」 「うむ。」 そしてレンタロウはカードをめくり、地面に並べながら情報の交換をしていく。 「佐々木ユウカ!?」 「なんじゃ?知っている者がおったのか?」 「昔俺のクラスで死んだ人がいたのですよ。」 「死人が出る学校など、恐ろしくて吐き気がするな……吉影がそんな学校に行かなかったことを幸運と喜ぶしかないが……。」 写真の男は顔をしかめながら、レンタロウの話を聞いていた。 逆にレンタロウは楽しそうな笑顔を浮かべ、ユウカの写真を眺めていた。 自分がクラスの混乱に紛れて同級生を殺そうとする前に、いち早く殺されてしまった彼女を、折角蘇ったのなら自分で殺してやろうという邪な笑みを浮かべながら。 続いてレンタロウの目に留まったのは、ピンクのツインテールの少女だ。 「コイツもおまえの知り合いか?」 「ええ。あくまで同級生というだけですが。」 ある日突然自分の学校に転校してきた少女、柊ナナ。 彼女は『人の考えが読める能力を持っている』と虫も殺さぬ笑顔で言っていた。 レンタロウはどこか裏表がありそうな彼女の素顔を暴いてから殺そうと考えていた。 もっとも、殺す場所が学校かこの会場か変わったぐらいなので、いたとしても問題は無いと思っていたのだが。 「次はおじさんが知り合いのことを教えてください。」 「うむ。先も教えた通りだ。この東方仗助と、広瀬康一というガキは、わしの息子の命を狙っておる。 ついでにこのミキタカという男も、せっかくわしが新しい能力を授けてやったというのに、あろうことか仗助たちの味方になりおった。」 (能力を授けた?) 写真の男の言葉に、首をかしげるレンタロウ。 彼の「幽体離脱の能力」は他者の力によって承ったものではない。 一体どのような力を持てば、無能力者を能力者に出来るのか。 その話も気になったが、それよりも聞かなければいけないことがある。 「それは分かりました。ですがあなたの息子のことを教えてくれませんか?」 「残念だがそれは出来ぬ話だ。まだわしはおまえのことを信用しているわけでは無いからな。」 これ以上問い詰めても返してくれないと考え、はあ、とレンタロウはため息をついた。 その時、死者の名と禁止エリアを告げられる放送が響いた。 レンタロウとしては、殺された困る参加者などこの戦いに呼ばれていないし、むしろ禁止エリアの方が気になるぐらいだった。 死者のことに敢えて言うならば、自らの手で殺してやろうと思っていた犬飼ミチルの名前が呼ばれたくらいだ。 しかし、吉良吉廣は別であった。 (13人んんんんんンンンン~~~~!!?いくら何でも多過ぎないか!! 全参加者の4分の1だぞ!?これほどまでに人殺しを好む者が多い場所など、どうかしているッ!!) 写真の中に居ながらも、男は冷や汗垂らしてうろたえる。 写真が汗を流すのはどういうからくりかは分からないが。 (奴等はわしのかわいい吉影をこのような不浄の場所に送り込んだ……それだけで憎くて仕方がない!!) 確かに彼らの故郷、杜王町も行方不明者が多い町だった。 だが、この世界はそれどころではない。 吉影は植物のような平穏を望み、争いをとにかく嫌うせいかくの持ち主だ。 ここはそんな息子とは予想していた以上に合わない場所だと改めて分かった。 「どうかしましたか?」 レンタロウは地図に禁止エリアをメモしながら、何食わぬ顔で写真のおやじの顔を覗き込む。 「は、早く息子に会いに行くのだ!!こんな狂った世界にいては、どうなるか分かったものではない!!」 「落ち着いてくださいよ。どこにいるのかも分からないじゃないですか。それなら二手に分かれて探した方がいいんじゃないですか?」 「い……いや、お前がわしの息子に手を出さないという保証はどこにもない!!共に行かせてもらうぞ!!」 そう言ったレンタロウとしても、写真の男には好き勝手に動いて欲しくはなかった。 勝手に移動されれば、知らず知らずのうちに自らの悪評を広められるという可能性も無いわけではないからだ。 写真の男に言われた通り、山岸由花子の家を出て南西へ向かう。 「おい……どこへ向かおうとしているのだ?」 写真のおやじはレンタロウの進行方向に疑問を抱いた。 「見て分からないのですか?ここから西へ行ったバロン城ですよ。」 「ま、待て!違う!!そっちへ行ってはならん!!」 「何処へ行くかぐらい、好きに決めさせてください。」 彼の目に映っているのは、ここからでも見える白くて荘厳な城。 学校以外の大きな建物を長らく目の当たりにしてないレンタロウにとって、その城は惹かれる姿をしていた。 勿論、城へ行こうとしている目的は建物のデザインに魅入られたからではない。 あのような場所に行く者は、得てして自分をあの城に似つかわしく綺麗だと思い込んでいるはずだ。 その胸の内に、あの城には似つかわしくない汚らしさを秘めながら。 綺麗な城に集まる綺麗な者達を汚す。 それにあれほど大きい建物なら、自分の能力を使うのに適した死角になり得る場所もあるはずだ。 あの城は彼にとっては自分の欲求を満たすのに、最上のステージだと感じた。 「恐らくそっちの方向にわしの息子はおらん!!」 息子は間違っても城のような人々の目の届きやすい場所に行きたがるような性格ではない。 行くとするなら「トアル牧場」や「清浄寺」のような聞こえが穏やかそうな場所だ。 「じゃああなたの息子さんはどこにいるか分かるんですか?」 「分からんが……とにかく静かな場所を好む性格だ!そんな人が集まりそうな場所にはおらん!!」 武器は潤沢にあるし、3つあるバロン城をつなぐ橋のうち、1つが閉鎖されるから獲物の逃げ道も減る。 「まあまあ、そう大声を出さないでください。」 「やめろ!迂闊なことをするな!!わしの言うことを聞け!!」 写真の男が勝手に逃げたりしないように、ザックから出し、自分の制服の内ポケットにしまう。 「安心してください。あなたの息子さんには手を出しませんから。」 心にもないことを言いながら、レンタロウは目的地へと足を進める。 あの家に籠っていてもいいが、あまり人がいない場所にいれば、殺したい参加者が殺されてしまうかもしれない。 「ま、待つんだ!!おまえが逆に襲われないという保証はどこにある!!」 「あなたの息子さんを探している間は襲われることは無いというのですか?」 次なる獲物を求めて、鞘に仕舞ったナイフを片手で弄りながら、大股で歩く。 彼の手足に込められた力は強くなり、城にいる者をどう汚すか楽しみにしながら歩いた。 (コイツに吉影の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい……!激しい快楽など必要なかろうに……!!) レンタロウの制服の中で写真のおやじは、歯ぎしりしながら彼を苦々しく思っていた。 【G-7 橋 朝】 【鶴見川レンタロウ(@無能なナナ】 [状態]健康 [装備]ダンシングダガー@FINAL FANTASY Ⅳ [道具]基本支給品×2 オチェアーノの剣@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち、ゾンビキラー@ドラゴンクエストVII、石ころ帽子(エネルギー切れかけ)@ドラえもん、スパイ衛星@ドラえもん のび太の魔界大冒険 サイコ・バスター@新世界より 写真のおやじ@ジョジョの奇妙な冒険 不明支給品0~1、美夜子の支給品0~1、 [思考・状況] 基本行動方針:参加者がキレイな内に"表現"する。 1.バロン城へ向かい、新たな獲物を見つける。 2.吉良吉影は是非とも殺してみたいが、積極的に探すつもりはない。 3.急かす写真のおやじに苛立ち 4.サイコ・バスターに興味。ナイフで切り刻むのも良いが、病気で苦しむ姿も悪くないかも 5.あの二人(仗助、キョウヤは割とどうでもいい) 6.写真のおやじは自分の目的のために利用するつもりだが、邪魔になるなら捨てる。 7.柊ナナや佐々木ユウカなど、かつてのクラスメイトの女子も殺したい ※少なくともアニメ12話で犯行をキョウヤに明かされる前からの参戦です。 ※肉体に瞬時に戻ることができますが、その場合所持品はその場に放置されます。 ※写真のおやじから東方仗助、広瀬康一、ヌ・ミキタカゾ・ンシの話を聞きました。 Back← 072 →Next 066 愛する人へ 時系列順 064 明日へと向かう帰り道 071 ここは裏の一丁目 名物は可能性の扉 投下順 073 みらいのないかいぶつ 043 Crazy Noisy Bizarre Station 鶴見川レンタロウ 075 見えざる刃
https://w.atwiki.jp/jojoxixipage/pages/375.html
-外伝- 【幽霊?】○○市廃マソショソ爆発【DQN?】 まだニュースには流れてないけど、○○市の廃マソショソで爆発事故が起きた模様。マソショソはバブル時代に建設中断されてるから住人はいないけど、中に人がいたらしい。 ノートパソコンのモニタに表示された掲示板のスレッド。 そこに表示されていたのは、この居酒屋から車で数十分の地点で起きた出来事だった。スレッドが立った時刻は19時頃。 コウはノートパソコンをテーブルの上で反転させ、シバミに見せる。 「この書き込みどう思う? 今の時間になってもまだニュースに流れてないあたり、かなり怪しいと思うけど」 「ん~? シバミ酔っ払ってて字ぃ読めな~い」 「……ったくこの酔っぱらいはぁッ!! さっきの勢いはどこ行ったのッ!」 「ええー、だってそれとこれとは別でしょー。お酒がこんなにあるのにぃー」 くだを巻くシバミとあきれるコウ。諦めて話の矛先を変える。 「ヒデエモン、あなたはどう?」 問われて曖昧な表情を浮かべる 「さあ、どうっすかねぇ。クサイっちゃクサイっすけど、こういうのって結構ガセネタとか多いんすよね? あそこまで行って何もありませんでしたじゃ困るし。それにシバミの姉御がこれっすからねぇー」 「わかったわ。『情報』が足りないって言うのね。ワールド・ワイド・ウェブ!!」 コウの指先から常人には見えないケーブルが、ノートパソコンに打ち込まれる。そして、コウの目に危険な光が宿る。 「私のスタンドが直接攻撃できないからってみんな馬鹿にしやがってッッ! 今の世の中金も権力もすべて『情報』でどうにでもなるのよッッ!! 私のスタンドは『地上最弱』だけど『地上最強』のスタンド、WWWッッ!! 面倒だけどやってあげようじゃないのッッ!!」 「……あ、姐さん? 結構酒回ってます……?」 「うるさいんだよ黙ってなこのダボがぁぁッッ!! 最高にハイってやつなんだから邪魔するんじゃねえよトンチキめ! ハイテンションで廃マンションを検索しつくしてやるぜぇッッ!!」 「……別人だ。もう完全に別人だ。……何で俺こんな人たちと飲んでんだろ……」 「出なさい『情報』!! ブロブロブロブロブロブロブロブロォォォドバンドォォォォッッ!!(広帯域幅)」 指先からのケーブルと、指先そのものが異常なまでの速度でパソコンを操作する。画面は早送りの様に切り替わり、ヒデエモンにはまるでサウナの中にいるかのような熱気が伝わってくる。 「ハァハァハァハァッ……間違いない、スタンド使いね……。しかも」 もったいぶって、汗だくで前髪を額に張り付かせたコウが、上目づかいにヒデエモンを見上げる。 「しかも……何です?(貞子みてぇだ……こいつはヤベェぜ)」 「この廃マンション。スタンド能力があることで社会に適合できなかった若者の掃きだめみたいになってたらしいわ。それと、周りにも建設途中でバブル期に捨てられた廃ビルがいっぱいあったみたいね。そのうちの一つは……深夜には暴走族の溜まり場になっていた……」 潰れていたシバミが、それを聞いて飛び起きる。その表情は、先ほどまでのシバミではなく、あの時見せた覚悟が瞳には光っていた。 「ナガセかッッ!! ナガセがあんな風にならなきゃいけなかった原因がそこにあるって言うのかッッ!!!」 あまりの勢いに、店内の客がシバミを振り返る。だがシバミは気にせず、飛び起きた勢いのままコウの胸倉をつかみ、席から無理やり立たせる。 「落ち着きなさい。確証が取れるほどのデータはなかったし、あくまでも怪しい、という範囲でしかない。でも行ってみる価値はあるんじゃないかしら?」 「アタシが、アタシが殺したんだよ……? それにスタンド使いがいるって言うなら、必ずあの男も来る。ムトウタチバナもね。……迷う余地なんかビール1滴分もあるわけない。……でも」 視線を落とすシバミ。シバミを見つめるコウとヒデエモン。 「お財布が思ったより軽いな、って♪ こう見えても花の女子大生だし♪」 居酒屋の夜は更けていく……。 ・第4話「ゴースト インザ マンション オブ ラブ」
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/639.html
オリジナルスタンド図鑑No.2321~2330 ■ No.2331 【案師】 ID 0q9iUbs0 【絵師】 ID 3TMIZ5w0 【スタンド名】 ジェイル・オブ・メモリー (記憶の牢獄) 【本体】 『ヴァルチャー』の最高幹部。ボスの次に高い地位を持つ。 常に顔中に包帯を巻きつけている死んだ魚のような眼の女 【タイプ】 近距離型 【特徴】 『螺旋階段』のように全身が捻じれている亜人型 【能力】 触れた者の記憶をシャッフルし、 射程距離内の、本体と対象以外の人物全てを『記憶の牢獄』に引き摺りこむ能力 『記憶の牢獄』内の記憶は、 対象の「幼少期の記憶」や「ごく最近の記憶」がごちゃ混ぜになっている。 記憶の中では、すでにこの世にいない人物なども出てきたりするが、 『記憶の牢獄』は決して『過去』ではない。 そのため、『記憶の牢獄』内では死ぬはずの人物の死は覆せず、 死ぬはずのない人物を殺すこともできない。 記憶はごちゃ混ぜになっているので、 10年前の記憶に、対象が最近対峙した敵が『最近の姿』で現れることもある。 破壊力-C スピード-A 射程距離-C 持続力-A 精密動作性-C 成長性-A ■ No.2332 【案師】 ID VinZokI0 【絵師】 ID tXYyXJUo 【スタンド名】 ファクトリーガール 【本体】 有夜理=ハーベリー=イマソカリン 『ヴァルチャー』第13特殊技術書類編纂室(通称“墓場”)のエース 【タイプ】 近距離型 【特徴】 女性型 色々ギミックがありそうな機械的なフォルム 【能力】 人間の精神にのみ干渉する能力 主に本体からスタンドを引き剥がし、肉体的に無傷のまま無力化する事に使用する スタンド使いでは無い人間に対しても、精神に干渉する事で、衰弱させたり刺激したりできる 破壊力-B スピード-A 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-B 成長性-B ■ No.2333 【案師】 ID tDCwPW.0 【絵師】 ID tXYyXJUo 【スタンド名】 ジョイフル・ジョイフル 【本体】 妹萌の兄と二人で暮している小学生♂ 度々女装を強要される。 【タイプ】 物質同化型 【特徴】 多数のバーニアが付いたランドセル(赤) 【能力】 ランドセル、又それに付随するものを兵器にする能力 ランチマット袋は発煙袋になったり、リコーダーは40mmカノンになったりするが、 見た目はちょっと機械的になるぐらいであまり変わらない。 破壊力-B スピード-A 射程距離-E 持続力-A 精密動作-C 成長性-B 【能力射程】 B ■ No.2334 【案師】 ID kDt7egDO 「まぁァアアァだァだよォォォォ…」 【絵師】 ID ddeaMgAO 【絵師】 ID sl2366DO 【スタンド名】 ローデッド 【本体】 かくれんぼが大好きな少女 虚ろな目をしていてちょっと怖い 人間かどうかも分からない 【タイプ】 自動操縦型 【特徴】 目をよく分からない呪文が書かれた布で覆っている人型スタンド。かなり不気味な容姿。 自我を持ち、気持ち悪い喋り方で「まーだだよ」とか「もーいいよー」を連呼する 【能力】 本体を捜している生物の背中に取り憑き、 徐々に本体から離れさせ最、終的に「神隠し」にあわせる能力 スタンドは対象の背後にピッタリと張り付き、本体から遠く、遠くへと誘導する 誘導されていることに対象が気付けば、 スタンドは金切り声を上げたあと一時的に消滅する(本体に見つかったことを知らせるためらしい) 離れすぎると「この世ではない何処か」に迷い込まされる(一日経つと元の世界に帰される) 破壊力-E スピード-E 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-E 成長性-E ■ No.2335 【案師】 ID 4emcXjYo 【絵師】 ID tXYyXJUo 【スタンド名】 キノコ・タケノコ・センソウ 【本体】 マッシュルームな髪型の女の子 【タイプ】 遠隔操作型 / 群体形 / ネタ 【特徴】 某メーカーの、き○この山とたけ○この里に両手両足が生えて、 それがセットで100体くらいでうじゃうじゃしている。 【能力】 きのこの山とたけのこの里のどちらが美味しいか、相手をボコボコにしながら聞くスタンド 結局、選ばれなかったほうにボコボコにされるので意味が無い 破壊力-E スピード-C 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-C 成長性-A ■ No.2336 【案師】 ID 4JEtt..0 【絵師】 ID tXYyXJUo 【絵師】 ID p2oLq5uwO 【スタンド名】 ダーケスト・ブルー 【本体】 冬を愛して止まない少女 猛吹雪でも外で遊びたいタイプ 【タイプ】 近距離型 【特徴】 筋肉質な人型 首元に長いマフラーを巻いている 【能力】 掌から青い電撃を発するスタンド。 本体の感情が怒りや哀しみ、恨みなどの ネガティブなものになればなるほど、電気の青色は濃さを増していく。 電撃は色が濃いほど、威力が強い。 最も濃い状態になれば、かすっただけで大人一人を木っ端微塵にできる。 本体は基本ポジティブ思考なので、電撃がそこまで強化されることはめったに無い。 破壊力-B スピード-A 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-C 成長性-C ■ No.2337 【案師】 ID kDt7egDO 【絵師】 ID 0dHuAoDO 【絵師】 ID NW3y8MAO 【スタンド名】 ブラッド・ステイン・チャイルド 【本体】 爽やかイケメンの食人鬼 10才以下の女の子の肉が大好物 現在の殺傷人数18人 【タイプ】 近距離型 【特徴】 下顎から牙が生えている人型スタンド。獰猛そうな見た目。目から血が垂れているような模様がある 【能力】 触れた血液をゼラチン状に変える 負傷箇所の血液をゼラチン状に固めて止血したり接着剤としても利用できる 血液が溶け込んだ水や氷、スポンジなども纏めてゼラチン化することが可能 普段本体は死体を食うときぐらいにしか能力を使わない (血液をゼラチン状にしたデザートを食べる) 破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-E 成長性-B ■ No.2338 【案師】 ID Uk00avo0 「かわいいは正義…ッ!」 【絵師】 ID cEHikPs0 【スタンド名】 ザ・ベアー 【本体】 ショタっ子 【タイプ】 装着型 【特徴】 まんま白熊のキグルミ 【能力】 毛が一本一本光ファイバーのようになっていて、それが周囲の光を吸収 発光することによって、一般人でも目視することができる そしてカワイイ。その姿を見たものは重度のショタコンになり社会的に死ぬ 破壊力-A スピード-C 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-B 成長性-B ■ No.2339 【案師】 ID JjAzl2DO 【絵師】 ID D2CcDYSO 【スタンド名】 ネオン・バイブル 【本体】 親が亡く、妹と二人暮らしをしている青年 手品が大の得意 【タイプ】 近距離型 【特徴】 首筋から背中にかけてチューブが何本も伸びている人型スタンド。 右肩にのみプロテクターのようなものを装備している。見た目は結構スリム 【能力】 失ったものを取り戻す能力 スタンドが触れたものに元々あった物体を出現させる 例:空の水槽に触れると中に水が出現したり、失った腕を出現させて傷を治すことができる 取り戻すことができるのは、触れたものが物体を失ってから30秒以上経っていないもののみ 破壊力-B スピード-A 射程距離-E 持続力-E 精密動作性-B 成長性-B ■ No.2340 【案師】 ID L0ZkKDhU0 【絵師】 ID bJ0oAhIo 【スタンド名】 イエスタディ 【本体】 142歳の爺。198cm。ひょろ長い。 【タイプ】 遠隔操作型 【特徴】 体中に翼が巻かれたようなデザイン 【能力】 自分が生まれた時から今までの時間のうち一分間を再生する。 再生中はこの世の全てのものがその時の位置に戻るが、 本体は、その時の本体と、今の本体の二人存在できる。 今の本体は再生中自由な場所にいることができる。 再生した時代にまだ生まれてこなかったもの、作られていなかったものは再生中存在せず、 今は死亡、消滅したものは再生中だけ存在できる。 再生が終了すると再生前の状態に戻るが、 このスタンド、本体によって破壊、殺害された物、生命は消滅する。 敵の生まれる前の時代を再生し、母親を殺して敵の存在を抹消したりできる。 攻撃 ↓ それを再生して攻撃 ↓ それを再生して攻撃 ↓ それを再生して攻撃 ↓ それを再生して攻撃 ↓ それを再(ry というようにして、無限に攻撃する自分を増やすことができる。 この能力で未来を変えられるのは本体だけ。 破壊力-B スピードA 射程距離B 持続力D 精密動作性A 成長性完成 【能力射程】 世界中 オリジナルスタンド図鑑No.2341~2350 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/1035.html
オリジナルスタンド図鑑No.4251~4260 ■ No.4261 【案師】 ID qKO139gno 【絵師】 ID lPc2XwLFQ 【スタンド名】 ヴワル・ライブラリー 【本体】 No.4083『アンシエント・レクイエム』の本体の部下 自室からほとんど出ることがなく、他人との係わり合いも大抵自分の部下に任せてしまう 【タイプ】 群体型 【特徴】 宙に浮かぶ何千冊もの本 【能力】 この本の一冊一冊は何か一つだけ収納することが出来る 物体、衝撃、能力の影響、人物など、収納できないものはない。 ただし、生命を収納する場合、許可が必要になる。 本は本体の意思か、開かれることによって解放される 本体は自分の『視線』を入れて、外の様子を伺っている 破壊力-なし スピード-E 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-C 成長性-A ■ No.4262 【案師】 ID qKO139gno 【絵師】 ID lPc2XwLFQ 【スタンド名】 ルナダイアル 【本体】 No.4083『アンシエント・レクイエム』の本体の部下、ナイフの達人。 組織でもNO.2の実力を誇る。鉄面皮で表情が動きにくいが、可愛いものに目がない。 【タイプ】 装備型 【特徴】 ナイフの装飾がなされた銀時計 時計盤の文字はは全て血のように赤い 【能力】 本体が持つナイフの『時』を操る ほかの物には一切使えないが、ナイフに対してのみ自由自在に時間をいじれる 加速で高速投擲を繰り出したり、停止させてトラップのように配置したりと用途は様々 一度に時間を操れるナイフの本数は10本まで 破壊力-なし スピード-A 射程距離-A 持続力-C 精密動作性-A 成長性-A ■ No.4263 【案師】 ID 4q/UhtDk0 【絵師】 ID bRN2XBMf0 【スタンド名】 Passionate Rhythm (熱情の律動) 【本体】 裸エプロンこそ至高と考える乙男(オトコ)。 性別を超え、生きとし生けるもの全てが裸エプロンを着用する世界を目指し 今日も世界を駆け巡る。 【タイプ】 近距離(パワー)型 【能力】 ハリセンによる打撃を『重ねる』能力。 一撃でハリセンの束められた紙の枚数(15枚)分の打撃になる。 ハリセンで風を仰いだ場合は一瞬で何度も仰がれた事になり、激しい乱気流が起きる。 破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-D 成長性-B ■ No.4264 【案師】 ID UqonU2I30 【絵師】 ID pC7qtC4V0 【スタンド名】 メロディーフラッグ 【本体】 それなりにオシャレな女子高生。 趣味はヒトカラ(能力の暴発を恐れており、友達とは決して行かない) 歌うことに集中するあまり、無意識にスタンドを発現させていることも・・・ 【タイプ】 近距離型 【特徴】 マイクを擬人化したような人型 【能力】 『声の板』を作り出す 本体が声を出すとその声が具現化し、一枚の板となる 板は本体から1m以内に作り出される 板は最初、そびえ立つように発生し衝撃を与えれば当然ながら倒れる 声が大きいほど『大きく丈夫な板』が作り出される スタンドが発現している間は本体の意思に一切関係なく、声を発する度に板ができる 破壊力-A スピード-C 射程距離-E 持続力-D 精密動作性-C 成長性-B ■ No.4265 【案師】 ID skFkbkRR0 【絵師】 ID lPc2XwLFQ 【スタンド名】 ライトニング・シーズ 【本体】 引きこもりがちでちょい病んでる女子高生 【タイプ】 遠隔操作型 【特徴】 頭がプラグの形状をした細長い虫のような姿をしたスタンド 【能力】 他人の傷口にスタンドの「種」を植え付けることでスタンドを寄生させる。 寄生された相手は体が「充電式」になる。 スタンドの頭のプラグ部分をコンセントにさすことで充電できる。 家庭用100Vコンセントでの30分の充電で1時間活動できる。 1時間分しか充電できない。充電の残り時間はスタンドが5分経つ度に伝えてくれる。 スタンドの「根」は体中に張り巡らされており, 一度植えつけられたら本体を倒す以外にスタンドを外す方法はない。 スタンド自体は攻撃できないが,相手からの攻撃も受けない。 寄生された相手はスタンド使いでなくてもスタンドを認知することができる。 学校でいじめにあい引きこもってしまった女の子が, いじめた相手を自分と同じ目にあわせたい=引きこもりにしたい という憎しみにより発現したスタンド。 破壊力-E スピード-E 射程距離-A 持続力-A 精密動作性-E 成長性-B ■ No.4266 【案師】 ID EH22LekSO 「10年後の8月に…なんてな…ふふふ」 【絵師】 ID zIj3S78+0 【スタンド名】 シークレット・ベース 【本体】 『降星学園』5年生男子 見た目は普通を絵に描いた様な少年。 ただし「約束」には異常な程の執着があり約束を破る相手にはキレる 【タイプ】 近距離運命系 【特徴】 スリム~普通な体型で主人公っぽい感じ モチーフは「∞」 【能力】 相手に「待ち合わせを強制させる」 指定した場所時間に相手をこさせる事が出来る。 ただし自分もその場所時間にそこにいなくてはならない 破壊力-B スピード-B 射程距離-C 持続力-D 精密動作性-C 成長性-A 【能力射程】 ∞ ■ No.4267 【案師】 ID kVvnoXHn0 【絵師】 ID aD04tJycO 【スタンド名】 スタン・ゲッツ 【本体】 寝ぐせが異常な男。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 手の平がべとべとしている人型。雷をイメージさせるデザイン。 【能力】 手の平から何でもがちがちに固めるワックスを放出する。 髪の毛でも人一人貫けるほど鋭くなるし、歯ブラシや箒も十分凶器になり得る。 破壊力-C スピード-A 射程距離-D 持続力-B 精密動作性-E 成長性-E ■ No.4268 【案師】 ID ugIe9LMl0 【絵師】 ID pC7qtC4V0 【スタンド名】 ドゥーキー 【本体】 短い金髪にくわえタバコの不良少女 【タイプ】 近距離型 【特徴】 植物のゼンマイをモチーフにした人型 【能力】 殴ったものに温度を操るゼンマイねじをつける ねじは右回りに回転すると物の温度を奪い凍らせる ねじは左回りに回転すると物に温度を与え発火させる 温度の変化速度はねじの回転速度に比例する 回転方向と速度は殴るたびに操作可能 破壊力-A スピード-B 射程距離-D 持続力-C 精密動作性-B 成長性-B ■ No.4269 【案師】 ID IC/hKVXV0 【絵師】 ID pC7qtC4V0 【スタンド名】 ブラック・アンド・ホワイト 【本体】 体重50kg弱の、超華奢な糸目男。関西弁で喋る。 『降星学園』六年生の男子で、囲碁部の部長。 懐が非常に広く、『太極拳部』の蛮行は現時点では許している。 副部長にはけっこう同情している。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 碁石のような模様がランダムに配された碁盤のような黄土色の人型。 【能力】 触れた傷を、ひっくり返して治す。 あらゆる傷に触れれば、そこだけ局所的にパネルのようにひっくり返って、そっくり治る。 ひっくり返せば、痛みも何もなくなるが、当然裏面には傷口が残っているので、 このスタンドが再び触れれば、再びひっくり返って傷が戻る。 破壊力-A スピード-A 射程距離-D 持続力-A 精密動作性-C 成長性-D ■ No.4270 【案師】 ID jSAm0RILO 【絵師】 ID KruRAkZO0 【スタンド名】 ルツルツ 【本体】 脂ぎったピザ 【特徴】 人型。テカテカした丸い玉がついてる。 【能力】 触れたものの摩擦力をなくす 破壊力-B スピード-C 射程距離-E 持続力-A 精密動作性-B 成長性-E 【能力射程】 1kmくらい オリジナルスタンド図鑑No.4271~4280 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/939.html
420 :名無しさん(ザコ):2013/03/03(日) 22 32 44 ID INQlZ0mo0 エンリコ=プッチ(ジョジョの奇妙な冒険) ジョジョの奇妙な冒険第6部、ストーンオーシャンのラスボス。 ラストの絶望感と死に際のあっけなさが印象的。 能力値はどれも高く、隙が少ない。 切り払い、シールド防御を初期2Lvで取得し、それぞれ5Lvと4Lvまで伸びる。 その代わりそれ以外の能力を持っていない。 エンリコ=プッチ(初期) ストーリー序盤、自分のスタンドであるホワイトスネイクを使っていた時代のデータ。 「ホワイトスネイク」は射程4とフォルダ中では長めで、接近すると更に強力な攻撃を使うようになる。 特徴は射程2憑属性の「命令DISC」と射程1殺属性の「DISCインジェクト」。 うっかり射程内に入らないように気をつけつつ、3マス以降から攻撃を行うようにしよう。 エンリコ=プッチ(融合) 『緑色の赤ちゃん』と融合し、スタンドがC-MOONへと変化した状態の神父。 重力を操る能力を持つため、重属性の攻撃は問答無用で無効化される。 前期型から「命令DISC」を無くし、それ以外の能力を強化したようなユニット。 射程1-4M全という長射程の「重力方向逆転」は、威力こそ低いが確実に2マス吹き飛ばされる。 最強武装の「裏返る!」は高威力に加え、はクリティカルするとHP現在値の1/4が失われてしまう。 ユニット性能自体は運動性が+10されただけなので、地形を利用しつつ上手く近づいていこう。 エンリコ=プッチ(能力完成) 時間を加速させる能力を得た、プッチ神父の最終形態。 シールド防御がなくなり打たれ弱くなった代わりに、運動性130命中446/回避442という ボスにしても破格の数値を得た。ボスランクも加味すると必中がなければ当たらないだろう。 最大火力こそ低下したが、 連L10で回避困難な「ナイフ&メイドインヘブン」、 確実に二回攻撃を行ってくる「メイド・イン・ヘブン」、 射程1-6、移動マップ兵器の「時は加速する!」 といった、原作で主人公をまとめて倒したのも納得できる高性能を誇る。 敵SP使用をオンにすると覚醒したり奇襲してきたりと更に手に負えなくなる。 弱点はやはり打たれ弱さ。HP、装甲は全形態それぞれ3800、800で共通しており、 短期決戦に持ち込めば勝機はある。原作からして敗因は「時間のかけ過ぎ」だったし。 最終形態以外はスタンド単体で出現させる事ができ、こちらは シールド防御が消えた代わりにHPが+200され、物理攻撃を無効化する。
https://w.atwiki.jp/jojoxixipage/pages/136.html
…え? 『超能力』? そう言ったんですか? 頭がマヌケなんじゃないですか、このアバズレ? …失礼。 『スタンド』ですよ。 いいですか? 『スタンド』能力と言うんですよ、それ? 理解しましたか、この売女?…失礼。 好きじゃあないんですよ、『女』って。 何でかは知りませんが… 生理的に受け付けない。 私は男性にしか興味を抱けない。 …え?『男じゃないのか』? 失敬な、このメスブタが。…失礼。 紛れもなく男ですよ、私はね。 所謂『ホモセクシュアル』ってヤツですよ。 よくあることです。 …え?何で『スタンド』と呼ぶかって? 失礼、話がそれましたね。 それは私にも分からない。 どういった意味なのか、誰がそう言ったのか。 以前渡航した際に、たまたま会った男が言っていたんですよ。 『立ち向かうもの=スタンド』ってね。 どうでもいいことじゃあないですか、ビッチ。…失礼。 よく見掛けますよ、『スタンド』使い。 隣町にも何人かいるんじゃないですか? ほら、ちょっと話題にのぼったでしょう? なんとかライダー。あの着ぐるみヤロウですよ。 ムーンライダー? そうそう、そんな名前です。 あれは間違いなくそうだ。 一度見掛けましたよ。隣町で。 そのときは四人いたな… 何が?って? 信じがたい低能ですね、クソアマ。…失礼。 『スタンド』使いに決まってるでしょう? ムーンライダー、液体使いのビッチ、銃を持ってるのもいましたね。 もう一人…アル中みたいなアバズレですね、能力は分かりませんでしたが。 間違いなくそうです。 分かるんですよ、なぜか。 結局、ムーンライダーはやられちゃいましたけどね。 結構好きな声だったのに… ああ、昨日行った時も見ましたよ。 銀色の鎌を持った青年、蝶々を使う男。 あと…町の境の学校の…佐藤先生。 以前、生徒だったんですよ、彼の。 驚きましたよ。彼、トラックにはねられるんですから。 救急車を呼ばなかったのか? 呼ぼうとしましたよ。 彼は以前から私を理解してくれてましたから。 そしたら、蝶々が先生を…治してしまった。 驚きましたよ。うれしかったんですがね。 『スタンド』って、あんなこともできるんですね。 え?私は何かしなかったのかって? しませんでしたよ、売女。・・・失礼。 私じゃあ何もできない。 私の『スタンド』ではね・・・ ところで・・・あなたは『スタンド』使いじゃぁないんですか、メスブタ?・・・失礼。 ・・・・・違う? 面白いですね。 私の『スタンド』を見て声をかけてきたのでしょう? 『スタンド』は、『スタンド』使いにしか見えないと聞いたのですが・・・ まぁ、いいでしょう。 私が知っているのはこれだけです。 いきなり引き止めて・・・ただでさえ嫌いな女と喫茶店で長話までさせて・・・さらにまだ拘束する・・・なんて事はありませんね、このケツメド野郎?・・・失礼。 ・・・まぁ、私の分の払いは済ませておいてあげましょう。 ふふ・・・では、ごきげんよう。 二度とお会いしないことを願ってますよ、尻軽女。・・・失礼。 ちりーん・・・ 喫茶店員「ありがとうございました~」 「ふぅ・・・」 大きく息を吸う。 あのアバズレのせいで、息苦しかった。 「・・・さて、行こうか。『ブルース・ドライブ・モンスター 』。彼らは面白そうだ。」 最近頻発している『スタンド』使いが起こす「事件」。 それは、彼の中で並々ならぬ興味となって彼を行動させた。 「・・・ふふ」 鬱蒼とした曇り空のもと、彼は踏み出した。 【本体:ムトウタチバナ/スタンド:ブルース・ドライブ・モンスター】 「ふふ・・・楽しめそうだ」 そう呟いて、彼は雑踏に姿を消した・・・ ****** 「さて……面倒くさい事になってきた」 ムトウが出て行った喫茶店で一人ため息を付く女性。 (しかし、紳士的な奴だと思ったのに女嫌い……ましてや『ホモ』だったとはねぇ) 「ま、何にせよ色々と話を聞けただけでも良しとするか」 そうつぶやくと彼女はおもむろに席を立つ。 しかし、その足取りは出口に向かうものとは少し違っていた。 「きゃ……あ、ありがとうございます!」 転びそうになった喫茶店の店員に手が添えられる。 まるで、そこで店員が転ぶのを察知していたように……。 「ここ、少し濡れてるみたいだから拭いといた方がいいよ?」 店員の体勢を整えてあげると彼女は床を指して店員に微笑みかける。 「(もう少しで可愛い店員さんのパンツを拝めたのに……)」 「(だから、そんな事は止めとけって言ったんだよ……)」 なにやら隣の席でボソボソと男達が話しているが、気にせず彼女は会計へ向かった。 「ありがとうございました~」 彼女が会計を済ませた後、バツが悪くなったのか先ほどの男達が会計を済ませていた。 「エェーッ!?そんなに注文してたっけ!?」 「しかし端末にはしっかりと記録されてますし……」 「お前結構食べてたし…」 何やら会計が予想より高くなっていた事に驚く男。 そして、事実だと認めるその友人。 「女の子を転ばそう何て卑劣な事をするからよ……そう思わない?ワールド・ワイド・ウェブ」 その、奇妙な現象は彼女の能力によって引き起こされたものだった……。 【本体:コウ/スタンド/ワールド・ワイド・ウェブ】 「『立ち向かうもの』かぁ……無知を装って色々聞けたのだけれども……出来れば立ち向かいたくは無いものだわね……」 そう言いながら彼女は『情報』を求めに向かう。 戦いを『避ける』為に……。 ****** ムトウタチバマという男、そしてコウという謎の女性が喫茶店を後にした、ちょうどその時 ピッ ガガーーッ 「よし、退勤、、と。 じゃあ、先にあがりますー。」 先ほどの喫茶店からさほど遠くない、隣の繁華街にある別の喫茶店「CAFE DEUX MAGOTS」 オープンテラスのあるすこし洒落た店で、名物はチョコレートパフェ。 最近若者達に人気のこの店での仕事を終え、その男は店を出た。 「うーーん、今日はお客さんも少なかったし、結構暇だったなぁ。」 「あ、裕。もうあがり??」 「ああ、今日は楽な1日だったよ♪ じゃあ。」 そうやっていつもの様に差し障りのない会話を同僚達と交わし、裕の足は家ではなく、商店街の方へと向かう。 「まだ居酒屋のバイトまで時間あるし、、、本屋でも行こうかな。 そろそろ新しい本がでる頃だしな。」 _______________________________ 「ん、、おお! コレ探してたやつじゃん! あ、あの本は、、、、!! くぅ、、やっぱいいなぁ、石波文庫は、、 あ、あれも、、、、、 げ、高ぇ、、、。」 ずらりと並ぶ本棚を前に、若者とは思えない食いつきで本を物色している。 裕は本屋で過ごす時間が好きだ。 幼い頃から父親の書斎に入っては、壁一面に敷き詰めれた本を何冊かとり、いつも時間を忘れて読みふけっていた。 やがて、彼は書斎の本を全て読んでしまい、次第に図書館にも足を運ぶ様になった。 だが、彼の1番の場所は本屋だ。 「やっぱ、本屋はさ、、新作が、こう、、ズラッて並んでるのがいいよなぁー。 人気売れ行きランキングとか、注目のアーティストとかさぁ。 買ってくれ! オレは面白いゾッ!!って本が訴えかけてくるんだよなぁ。 ネットでもたくさん情報は手に入るけど、あれじゃダメなんだよ。 好きな時に好きなページをゆっくり読めなきゃな。 やっぱ、この紙の質感、この香り、、! 図書館もいいけどさ、なーんかあそこは生気がないんだよなぁ。まぁ、内容量の深さは認めるけど、、、 やっぱ、自分のモノにしたいじゃん?返却日とかきにしないでさぁ。 んで、、ゆっくりお気に入りの本を読みながら酒を飲む、、、 あぁー、 最ッッ高、、、!」 そんな訳で今日も裕は本屋でニヤニヤしながら独り言をつぶやくのだった 「で、それ、、買うの??」 店の奥から店主が呆れて裕を見ている。 「、え!? あ、ああ!すみません!! えっと、、 あ。」 「??」 「、、、、すみません、この本お取り置き出来ないですか、、?」 財布の中身を確認し、裕は申し訳なさげにその本を店主に渡した 『世界の超人達☆素晴らしきその肉体』 「、、、、、それ、そんなに人気でてないから、取り置きするまでもないけど。 まぁ、馴染みのお客さんだしね。 とっとくよ。」 「やった! ありがとうございますッ! あ、もうこんな時間だ!バイトに遅れちまう! それじゃ!!」 裕は慌てて店を出た。 「やば、、間に合うかな。 さっそく使うか、、。『アボガドスキー』ッッ!!」 とたんに裕のスピードが速くなる。 「さすが、、!世界の超人達はスゴイなッ♪ でも、こんどはめくるだけじゃなくて絶対買ってやるぞ!」 そういって彼は黒人の様なバネをもっているかの様に、颯爽と商店街を走り抜けていった。 ****** 怪人をブチノメシタあの後、シバミはどうしてもシルビアと仲良くなりたくて、熱烈アプローチを繰り返した。 ザキは片腕を失ってスタンド処か、全うに歩くこともできない体で入院しているが、そんなこともスッカリ忘れていた程だ。 シルビアは襲撃してきた時のことが嘘のように大人しかったが、襲撃の動機や、日本に来た目的など一切話してはくれなかった。 聞けたことと言えば、シルビアはあの夜にブチ猫と見知らぬ男に出会って以来、スタンド能力が失われてしまったということ…。 「シルビア、ショック受けてたな……見知らぬ男に、ブチ猫かぁ、猫はいたなぁ現場に…」 考えてもどうにもならん、ザキの怪我のことなど忘れて当然、シルビアは姿を眩ましてしまったし、むしろそっちが心配だ。 シバミは居酒屋で一人ブツブツ言いながらビールを飲んでいた、口に出さないと考えがまとまらないのだ。 「あ…忘れてたけど、行方不明になったザキの友達と関係あるのかな?」 注文していた手羽先が来たので頬張る、うまい。 ザキが「忘れてたって…任せろって言うから頼んだじゃないっスかぁ…」って男らしくないことを言ってる気がした。 「ああ、あんなお人形さんみたいな美少女と仲良くなりたいなぁ…シルビア、行く所あるのかな?」 ザキの友達のことより、とにかくそっちが心配なのだ。 スタンド能力が無くなった……。 ムトウタチバナは携帯で会話をしながら歩いていた。 「色々と見てきたけど、中には昔の恩師もいてね、及第点を付けられるのは彼くらいじゃあないかなぁ?」 電話をしながら肩に乗ったブチ猫ドルチの喉をなでる。 「解っているさ、他者を巻き込まないで済むならそれに越したことはない、キミの考えは私が一番に理解しているよ」 優雅過ぎるその歩き方は正直街には浮いてるくらいだ。 それはまるで宮殿を歩く貴族の様。 そこに正面から男が歩いて来た。 タチバナは衝突しないように避けようとしたが、ガラの悪い男が嫌がらせに道を塞ぐのを彼は感じ取る。 (「醜悪だな、私が避けてやる価値はない」) 彼はそういったゲスな精神がカンに触るタチだ。 ドン! 歩調を緩めず直進し正面から来る男の体を押す、すると男の体が両開きのドアの様に真っ二つに裂ける!? ズバーン!!? 「ぎひぃやぁぁぁほほうっ!?」 男はその無残に裂けた自分の体を見ると、断末魔の叫び声を上げ絶命した。 ……。 かのように見えたが、男の体はなんともない。 過ぎてみれば、タチバナが男の体をすり抜けたようにも見える。 だが、確かに彼の体は真っ二つに割れたように見えたのだ。 ゴゴゴゴゴ……。 そして、上げたハズの断末魔の叫び声は上がってはいない、何故なら今度は彼の下顎がゴッソリ無くなっているからだ。 「キミの汚らしい声で、小鳥のさえずりを掻き消して欲しくないんでね」 そう言ったタチバナの手の中には下顎が握られていた。 「慌てなくていい、私はキミの下顎を『分解』したが、これは破壊したのとは訳が違う、だから私の意思でまた元にもどすことができる。証拠に一度『分解』したキミの体は元に戻ってちゃんと機能しているだろう?」 あまりのことに男はすでに失神していたのだが、タチバナは男の頭を掴み、「静かにしていてくれよ」と言うと男の頭をウンウンとうなずかせた。 「よし、ならば顎を返そう、感謝したまえ」 下顎はタチバナの手を飛び出し、元どおりの位置に戻る。 そこでドルチがニャアと鳴いた。 なるほど、と言ってタチバナは携帯を取る。 「もしもし、つっかかって来る馬鹿がいたと思ったらスタンド使いだった、とは言っても知らずに片付けた後にドルチが教えてくれたんだがね」 ドルチがニャアと鳴いた。 「ろくなヤツじゃあなさそうだ、例によってコイツの能力も消してしまうよ」 タチバナが言うと、ドルチは動いた。ドルチの背後に現れたのは猫の姿をしたスタンド! 『ドルチ/スタンド名:ダイハード・ザ・キャット/能力:スタンド使いのスタンドの出し方を忘れさせる』 ドルチとタチバナはスタンド使いが不自然に増える街で、危険と思われるスタンド使いからスタンドを奪って廻っているのだ。 それを提案したのは電話の先の人物。 「今日のキミの声はとても美しいメロディーを奏でるんだね、作品の完成が近いのかい?だったら首から上をキミのアトリエに残してくれば良かった」 冗談ではなく、タチバナのはそれができる能力だ。 「え?体だけじゃあロクに動かないだろうって?いいのさ、キミの作品が見られるのならば、うん、とにかく私と小さな友人を信頼してキミは自分のことに集中していてくれよ、サトヨシ」 タチバナは通話を終え、ドルチは先行して歩き始める。 「さて友人、次は何を見せてくれるのかな?私はもう当たりを引いてくれても構わないよ、危険はサトヨシに及ぶ前に処理しておきたいからね」 タチバナはドルチを追いかけた。 スタンド使いが急増している、これは恐ろしいことが始まる前触れ。 ****** 「おはようございまーっ!」 居酒屋のバイトが元気良くシバミの横を通り過ぎて調理場に消えた。 バイト、祐は最近一流シェフ並みの腕前を手に入れたので、どうにもバイトがくだらなく思えていた。 先輩の手際があまりに悪いので、「やります、どいてください」と言ったら止められたので「僕の方がうまいので」と正直に言ったらキレられた、なんてつまらないんだろう。 朝は痴漢をみつけたので手を捻りあげたら、サブミッションをマスターしていたので、オジサンの手がポッキリ折れてしまって、何故か警察に怒られたんだ。 人より僕の方が優れているのに怒られるなんて変だな、コイツら全員僕より劣ってるのにな。なんでだろう、僕が凄いからみんな嫉妬してんのかな? 『完全他殺マニュアル』『凶悪犯罪者の心理状態』 祐の鞄から来る途中に読み終えた二冊の本が覗いていた。これは恐ろしいことが始まる前触れ。 居酒屋は客でいっぱいだった。 「黄金時間」と呼ばれるこの時間。 帰宅途中の人や、宴会、合コンする人で溢れていた。 「王さまだ~れだ? ……ヤッタバアアアアアア」 「馬鹿……そんなに頼むな!」 「え~。久々に依頼を達成したんだから良いじゃん!」 「ケッ……」 「いい加減就職しないとなあ……」 「働いたら負けだと思っている」 なんだか聞いたことのある声が多数あるが、物語とは関係無い。 「とりあえず生一つ頂戴」 なんだか食べてる所ばかりの描写ねぇ……誤解しないでね。私は大食漢なわけじゃないから。 注文通り運ばれてきた生を飲み、コウは一息ついた。 「でもあれだわぁ~。酒はやめられない……これは神が私に与えた最大の幸福!」 シバ美は相変わらず酔っていた。今はザキのことも、シルビアのことも忘れている。 「店員さ~ん~。生 5 つ 」 「はぁ!?」 店員が驚くのも無理は無い。三時間も前からシバ美はソロで飲んでいた。 「お客様……肝臓に毒ですよ……」 「良いのよぉ……水に戻すからぁ……」 水に?今そう言ったか? このやり取りを聞いていたのは二人。 一人は店員の「祐」そして…… 「あそこにアバズレのビッチ野郎は見たことがあるな……ムーンライダーと戦っていた……シバ美……」 「にゃ~ん」 正確には一匹も聞いていた…… 「丁度良い機会だ。あの野郎もシルビアみたいにしましょうか。ね?ドルチ」 ****** 「ふむ・・・・」 シバ美を視界の端に置きつつ、ざっと店内を見渡す。 「ふふ・・・全く、何てことだ。ねぇ、ドルチ?」 ―――にゃぉん。 あいずちをうつように、彼の足元で、ネコが鳴き声をあげた。 「ふふ・・・そうだね。『スタンド使いは惹かれあう』。店中、『スタンド』使いだらけじゃぁないか?・・・ふふ」 愉快そうに肩を揺らす。 ―――にゃおん。 「あれ~?おにぃさん、やけに楽しそうじゃない~?」 「・・・・・む?」 声のするほうに目をやると・・・いや、というか、「それ」はタチバナによっかっかってきていたのだが。 「あははは~・・・どぉ?一緒に飲まない??」 ぴきぴき、と彼のこめかみに血管が浮き出す。 (こ・・・・このアル中のクサレビッチが・・・・!!!) 「ど~したのぉ??ほらほら、こっちこっちぃぃ~」 「・・・・・・・・・・この下品な尻軽売女が・・・失礼。」 タチバナの悪態に気づかずに、酔っ払いはカウンターへと彼を引きずってゆく。 もちろん、ドルチのことなどお構いなしである。 「いきなりごめんねぇ・・・・。私、シバ美ってのよ~」 「・・・・ムトウ、タチバナと申します。・・・・このアバズレ。・・・失礼。」 「あははは!面白い人!ほらほら、飲もうよ!」 「(しかたがないですね)・・・わかりましたよ、メスブタ。・・・失礼。」 怒りをこらえつつも、シバ美のソロに付き合うタチバナ。 その様子を、ドルチは他人事のように眺めていた。 ―――にゃぉん。 「はぁい!お待たせしました!生中・・・5・・・つ・・・・?」 先ほど頼まれた生中をカウンターに運んできて、祐は声をなくした。 だって・・・ 「お客様・・・「二名様」ですよね?」 「あぁ、それ全部私のよ~?」 「え!?」 驚いた視線の先には、シバ美。 そして、眉根を寄せてワインをたしなんでいる、ムトウタチバナ。べたべたとシバ美に触られたので、怒りは頂点に達している。 (この「女」は・・・!) 「あぁ・・・『水に変えれる』んでしたよね?お客様?」 「そぉよぉ・・・ほら、『シバミティア』!」 運ばれてきた生中が、ただの『水』に変化する。 「な・・・!」 思わず、タチバナは声を上げた。 (このアマ・・・!どれだけ低能なのだッ!?) 一般人に自慢げに『スタンド』を見せ付けるなど、彼からすれば狂気以外の何物でもない。 「・・・スゴいっすねぇ・・・」 気づけば、祐の表情が「凶悪犯罪者」のそれに、変わっている。 彼の『スタンド』能力。 「でもよぉ・・・・許せんよなぁ・・・」 (・・・この男・・・『スタンド』使い!) 「大事な『酒』をよぉォー・・・『水』にしちまうなんてよォ・・・」 持っていたトレイを振り上げる。 そして、それはシバ美の頭に・・・ ガシィッ! 直撃する直前。 ブルース・ドライブ・モンスターが、彼の腕を捕らえていた。 「・・・・『ブルース・ドライブ・モンスター』。・・・やめたまえ、君。美しくないな。」 「ッ・・・!はなせや!このダボがぁぁァッッ!!」 「ちょっと・・・!やめなさいよ!楽しく飲みましょうよぉ!」 急な展開に、シバ美が割って入る。 店の奥から、店長らしき人物も姿を現していた。 「酔わせて・・・眠らせるッ!『シバミ・・・』」 「こら祐ッ!やめないかッ!おとなしく俺の手羽先を食ってろ!『トップ・オ・・・』」 シバ美がタチバナの腕を掴み・・・ 店長が祐を羽交い絞めに・・・・ ――プッツン。 「私に・・・私に触れるなッッ!!この汚らしいアル中のクサレビッチがァァァァッ!!!」 「・・・・え?」 触れたはずのシバ美の腕が、肩から『分解』されていた。 「・・・・・・・・・取り乱してしまった。・・・・失礼。」 『分解』したシバ美の腕を持ち、ぼそり、とムトウタチバナはつぶやいた。 ――――にゃぉん。 猫が鳴いた。 ****** 店内が騒然としていく中、一人目を閉じている女性が居た。 「……そろそろね」 彼女がそう呟くと店内が一気に暗闇に変わり非常ベルが鳴る! 「か、火事です!お客様速やかに店から出てください!」 同時に店員の叫び声が店内に響き渡る。 店内の人達は一斉に出口へと駆け出した。 「うおッ!」 その人波に弾かれ裕はムトウ達と距離が離れる。 目を閉じていたコウにはそれを確認する事が可能ですぐさま行動に移る。 「こっちよ!」 いきなりの暗闇の中困惑しているムトウに呼びかける聞き覚えのある声……。 (なんて名前だったか……。まぁ、ビッチでいいか……。) などと考えつつもムトウは考えを巡らせていた。 (もしや、罠なんじゃあないか……?) 声の方向からは煙が立ち込めている。 そんな思いをドルチは見抜いたのかニャアと鳴き声の方へと歩き出す。 (フム……罠では無いようだな……) ムトウは煙を吸い込まない様に胸ポケットからハンカチを取り出し、口に当て声の主を探した。 「その必要は無いわ、これは私の能力……」 煙の中には数時間前、喫茶店で話していた女性……コウが立っていた。 「……やはり『スタンド使い』だったのですね……しかしビッチ……失礼、能力を曝け出すのはいただけませんね?」 「能力を明かしたのは貴方を信用させる為、そしてこの危機を脱する為よ」 ムトウの見下す様な視線を物ともせず凛とした目で説明をするコウ。 「私はね……面倒事には関わりたくないの」 店内の人がすべて非難したのを確認してシャッターの操作パネルを操作しながらコウは続けた。 「でも、弱者を……ましてや女性をッ!いたぶる奴を無視する事などは出来ないわッ!」 そう言い終ると同時に店のシャッターが閉まる。 「私の『スタンド』は直接的な『攻撃』はできないわ……だから、『協力』して欲しいのだけど?」 煙が晴れてお互いの姿を確認する。 その時、コウは異変に気付く。 「ッ!?一緒に居た女の人は!?そ、その腕はもしや……」 黙って聞いていたムトウがため息と共に口を開く。 「アバズレにしてはなかなか『熱い想い』を持っている、嫌いじゃあ無いですね……」 ムトウは能力を解除する。 シバ美の身体を呼び寄せる為にッ! 「これが私の能力です……女性は嫌いなんですが、ビッチ……失礼、協力しましょう」 その瞳を見つめて確信したコウは笑顔を見せる。 「奇遇ね……私も男性は嫌いなのよ」 ****** ジリリリリイリリイリイイリイリイリイイイイィィィィ グァシャン!!! 「、、、、。」 裕は火災報知器を殴り、その音を止めた。が、まだ店内は暗闇のままだ。 「ち、、。煙は見えるが全然火の気が無いじゃぁないか、、。騙しやがってッッ!!」 いきなり店内が真っ暗になったと思えば、あの男が消えやがった。 、、、そういえば、あいつ、不思議な事をやってのけてたな。 いきなり、女の肩を、、、 そう、『取り外した』 あれは、、「能力」なのか、、?僕の、「アボガドスキー」の様な、不思議な能力。 それに、あの女も、、。酒を水に、、、、、。 いや、重要なのはそこじゃない。 あいつらが俺みたいに不思議な力を使えるとか使えないとか、そういうのは全然問題ない。 重要なのは、逃げられたという事! 男がいなくなったから、まずは片腕の取れた、、、あの、、俺が殺そうとしているにも関わらず、片腕がいきなり無くなったのにも関わらず、、!ボケっとしてるあの酔っぱらいを殺ろうって思ったのに!! 「割ったグラスでメチャメチャに刺し殺してよろうと思ったのによぉ!畜生!!どこ吹っ飛んでいきやがったッ!!」 不思議だ、、。 裕は自分の気持ちが異様に高まっているのに気付いた。最近読んだ本、、あれが関係してるのか?読んでみろっていきなり変わった奴に勧められて、、、、。 全然面白そうな本じゃ無かったけど、、むしろ、その手のジャンルはあまり好きではなかったし、、でも、ページをひらく度に、なんか、、どす黒いゾクゾクしたものが体中に入り込んできて、、 最初は確かにびびった。なんか胸がズキズキするし、、見ちゃぁいけないモノだって分かった。 だけど、、クセになるんだ、、!読む事を拒めば拒むほど、興味が、どんどん湧いてくる、、!!拒めない!!読むのを、止められないッッ!!!!! 新しいジャンルを発見した時、人は好奇心からすぐ夢中になるだろぅ?あれと一緒だ。そしてハマったらドンドン盲目的になる!続きが読みたくなる!『実践』してみたくなるッッッ!!!! 分からない、、。ただ、わかるのは、、、今!! 気 分 が い い って事だ!!!!! 「逃げられた、、確かに逃げられた、、。 だがそれはつまり、これから追いかけて殺す楽しみが増えたって事だよなぁぁぁ。 楽しみだ、、追いかけて追いかけて、恐怖しやがれ、、。そして最期に、俺がその恐怖でひきつった顔をめちゃくちゃにしてやるぜ。もちろん、普通には殺さねぇ、、芸術的に、、なぁぁ。」 いけ好かない男、酔っぱらいの女、そして、逃亡を手引きした奴、、いるのは分かってるんだ。声がしたからなぁ。何人いるのかはわからないが、、いや、何人いても構いやしない。 能力を使えようと使えまいと、、俺は今気分がいいんだ。出てくる奴はみんな、、、皆殺しだ!! ****** コウとムトウがいる場所は飲み屋が入ったビルの裏口、火災報知器の効果で客や従業員は正面出口に集まっていることだろう。 実際に火災が起きた訳ではない以上、誤作動を疑いすぐに人がビルに足を踏み入れるに違いない。 彼女がこの能力を得たのはごく最近、スタンドなんていうこともムトウに聞くまで知らなかったくらいだ。 コウのワールド・ワイド・ウェブはあらゆるコンピューターの操作端末といえる能力、コウはそれを使い情報を集め、最近になって能力が関連してると疑わしい事件が頻発していることに気がつく。 そしてあの事件、『暴走族全滅事故』を調べている時にある想像が過ぎった。あの事故は人為的に起こされたもので、35名が死亡した中でたった一人生き残ったナガセはそれがきっかけで能力に目覚めたのではないか? そう、この一連のスタンド使いの急増は誰かの差し金である可能性が高い! そして、スタンド能力者同士の殺し合いが始まるにつれて、いずれ自分も殺される危険への不安を拭えずにいた。そこで他のスタンド使いとは違う目的意識を感じさせる行動をとる猫と男にたどり着き、コンタクトを取ることにしたのだ。 自分の身を守るために。 ムトウ「アナタの言う通りこの一連の騒ぎが誰かの思惑によるものであるとしたら少々軽率ですね、もし私がなんらかの目的で暗躍する首謀者であった場合、アナタみたいな人間を真っ先に消すでしょうからね」 コウ「とにかくほおっておけないのよ、ムーンライダー、殺人鬼、判断はつかないけど、増やすのが目的の割には減らすことを念頭においているような…」 ムトウ「増やしておいて、殺す…さっぱり要領得ませんね」 コウ「だから私は身を守る、戦わない為に誰か、少しでも事情を知っている人間の協力が必要だった」 当面、あのスタンド能力に過剰反応して『殺人の衝動』に駆られた少年も能力者で、その首謀者とやらの計画の一環である可能性は、「そうではない」ことよりずっと自然だ。 ムトウ「シャクですが、アナタがワタシに行き着いた手腕は確かなようですね。堕落した雌どもとは違い普段から美しくも訓練を怠らず、心身ともに美しく一流で、どんなことも一流のアスリート並にこなす、この美しい私に助力を頼むのは当然のこと」 ムトウは知らない、祐は今「黒人の瞬発力」「マニュアルのような格闘技術」「完璧な殺人術」「猟奇殺人犯の心」を持っていることを…。 「アナタは(人格的に問題があるけど)頼りになりそうだし、彼女なんでしょ?ムーンライダーを倒したのは…?」コウの言葉をムトウの舌打ちが遮る。 ブルース・ドライブ・モンスターで分解したものは、解除と共に惹かれあい接触することで元に戻る。シバミの腕を持ってきたムトウが分解を解除した時点で、シバミはこちらに引っ張られるハズなのだ。 ムトウ「くっ、あの豚!中で柱にでもしがみついているのか、どっかに引っかかっていやがるとでも言うのか!?愚かな!これだからアル中の雌はっ!!」 コウ「中に戻るしかないわね…」 ムトウ「このままではすぐに人が入ってきてしまいます。お手数ですがビッチ、このビルに火を放って大火事にしてください、人を遠ざけて消防車が来るまでにあのアバズレを回収します」 コウ「正気なの!?」 ムトウ「敵のスタンド使いとの戦いも人に見られたくはないのでね」 ムトウが壁を「分解」して中に入ると、まるですり抜けたように壁は元に戻る。 そこには一人残されたコウの姿。ドルチはいつの間にか姿を眩ませている。 コウ「ちょっと、一人にしないでよ、私のスタンドは直接攻撃能力無いんだから!?」 コウは慌てて裏口の扉へ向かい、ムトウを追いかける。 その様子を見ていた男がいた「聞いたぞ、聞いたぞぉ、能力を消して回ってるだって?そいつは許せんよなぁ?さて、居酒屋の彼に興味は無いけど、協力してやるかな。俺のこのカーペンターズは建築物内じゃあ、無敵だぜぇ」 『ヒデエモン/スタンド名:カーペンターズ/能力:建物内のどんな物でも、直したり、操る事ができる』 ****** 「どこにいやがる阿呆共……そして何故だ……どんどん道が変わっていく……」 居酒屋の内部はまるで侵入者を拒む意思を持ったように、次々と形を変えていく。 祐は居酒屋をさ迷っていた。しかし、それはムトウとコウも同じだった。 「まるで臓器だな……汚らわしい」 「なぜ私がここまで苦労しなければいけないのだ……いや、これも彼のためだ」 「あのビッチはどこだ?まさか殺されたのか?」 ムトウはひとしきり呟いた。右に曲がろうとしたら行き止まりになり、左に行こうとしたらいつの間にか右曲がりになる。 分解しようにも、分解した後の道まで変わってしまい、意味がなくなってしまう。 『黙っておこうかしら……私のWWWで調べたら……近くに【もう一人スタンド使い】がいる』 『でも敵意は無いみたい……』 『シバミを見つけてからのほうがいいかしら……』 コウは黙っていた。自問自答を繰り返しながら、黙っていた。 これはヒデエモンなりの配慮であった。いま出会えばシバミの一部を抱えるムトウは100%やられる。 実際、曲がっているように見えるが、全部まっすぐシバミへ進むように誘導していた。 逆に祐の方はどんどん遠ざけて行った。 彼今行っている方向は無い。厨房をグルグルと回っている。 「ったくよー。世話がかかりやがるぜ……。カーペンターズ、しっかり働けよ!」 「へイ!オヤカタ!」 「ガッテンダ!」 「マカセヤガレッテンダ!」 「オレタチニマカセトケバアンシンダ!」 そのころシバミはというと…… 「片腕が無いと不便ねぇ……そういえばザキはどうやって生活してるのかしらぁ?」 シバミは懲りずにビールを飲んでいた。 これから起こることなどまったく考えていないシバミの姿がそこにあった。 ****** 「胸騒ぎがして来てみれば…」 シャッターをぶち破って入った居酒屋の中は、荒れ果てていた。 「タチバナは…無事なのか?」 仮にも彼の『生徒』であり『友人』なのだ。 心配しない要素などない。 ―――ふみゃぁ。 「ドルチ?」 立ち込める埃の中から歩み寄って来る猫を見つける。 『スタンド能力を消す』猫。 数週間前。 そう、一例のスタンド事件が始まった頃、ふらりと現れた猫。 人為的な『スタンド使い』の増加で荒れそうなこの町を正常出来るかもしれない『鍵』。 「無事なようで何よりだよ、ドルチ。…タチバナは?はぐれてしまったのかい?」 ―――にゃぁう。 一鳴きして、埃が舞う店の奥を振り返るドルチ。 「このドグサレがーッッ!!」 「この私への攻撃はッ!」 割れたビンやグラスを振り回す青年…いや、確か「裕」という名前だったか。 そして、流れるような動きと、スタンドによる『分解』で、攻撃を躱すタチバナ。 「ウバシャアアァァァッ!!」 「そんな醜い攻撃はッ!通用しないと認識していただこうッッ!!」 がむしゃらに攻める祐と、華麗に躱し続けるタチバナ。 それはまるで―― 「―美しい」 舞踏会の一場面の様だった。 「…無事アトリエに戻れれば、描くことにしよう。」 思わず、佐藤は呟く。 「…うわぁ、驚いた」 尻餅をついたまま、シバ美はそう漏らした。 カウンターにしがみつきながら、なんとかビールを干していたとき、後ろから割れたグラスで襲いかかってきた裕と。 辛うじて避けた勢いで突っ込んだ壁から、突然現れたタチバナ。 …私を抱き留めて、「手間を掛けさせないでください、ビッチ。…失礼。」とか言ってたけど。 そうしたら、二人が争い始めたのだ。何故か守ろうとするタチバナと、何故か殺そうとする裕が。 「ん。先生か」 不意に、タチバナが呟く。 攻防は泥沼。 攻める祐、流すタチバナ。 流麗に、延々と繰り返す。 「クソッ!!大人しく死ねッッ!」 「いいタイミングです。…『ブルース・ドライブ・モンスター』」 タチバナにふりおろされた裕の両腕は身体から分解され、彼のスタンドの手の中で垂れ下がった。 「両腕がなくては、暴れようもないでしょう。そして…任せましたよ、先生。」 …呆然とする裕に、『オールラブ』の拳がめり込んだ。 ****** オールラブに殴られた瞬間、裕の中にあったドス黒い感情が消えていく。 「オレは……なんて事を……」 ガクリと膝をつく裕。 正気に戻った裕は今までの行動を悔いた。 そんな裕に佐藤は優しく声をかける。 「いいんだよ……結果的には誰も傷付けなかった」 そして、優しく包み込む……。 「先生がすべて許そう」 「せ、先生ぇ……」 計り知れない佐藤の愛情にそのまま泣き崩れる裕。 いつの間にか迷路化していた居酒屋は元に戻っておりムトウを探していたコウも駆けつける。 「オヤカタァー!」 「ホットイテイインデスカイ?」 「ヤツラ『ノウリョク』ヲケストカ」 「イッテヤシタゼッ!?」 カーペンターズが立ち去ろうとするヒデエモンに聞いた。 「最初はオレっちも『悪者』だと思ったさ……でも、中を覗いてみりゃどうやら『悪者』はあっちの兄ちゃんだったみたいでな」 キシシシと笑いながらヒデエモンは続ける。 「そしたら、あの佐藤先生まで来るじゃねえか!一度学校で見かけたが、あんなにも生徒に好かれている先公はいねぇ……オレっちの出る幕じゃあねぇよ……」 「オヤカタ、シブイッ!」 「ソコニ」 「シビレルッ!」 「アコガレルッ!」 そう言うやり取りをしながらヒデエモンは居酒屋を後にした……。 「なんだ、、案外あっけなかったですね。まぁ一応、腕は元に戻しておいてあげましょう。」 そういうと、タチバナは分解された裕の腕を元に修復した。 「あ、、。」 手を、何度か動かして、両腕の感覚を確かめる 「よかったな、これでまた大好きな本が読めるぞ。」 「先生、、、!」 佐藤の暖かい言葉に裕は思わず泣きそうになった。なんて、素晴らしい人なんだろう。さっきまで、いくらスタンドの影響とはいえ、人を殺す事に快楽を覚えていた僕なのに、、! 感動し、目を熱くする生徒とその教師、、、まさに青春ドラマの1シーンのような完璧な構成だ。 が、割ってはいる影が1人 「、、、ちょっと!あんまり先生の顔をジロジロ見ないでもらいますか?」 「え?」 「確かにあなたは『オール・ラブ』で救われた。しかし、先生は私を心配して、この居酒屋にやってきたのですよ?その点を誤解してもらっては困ります。」 「え、、えーと」 「あなたは所詮、先生のスタンド攻撃を受けた一人、私の様に、『生徒』でも、ましてや『友人』でもない。思い上がりもいいところです。」 「、、、、。」 別に、そんなつもりじゃあないんだけどな、、 裕は、笑顔をひきつらせて応対するのがやっとだった。すると、佐藤は不思議な顔をしてタチバナに言った。 「何を言ってるんだ?私にとってはすべてが生徒達だぞ。」 「な、、だが、真の意味で言わしてもらえば私が、、、、、」 「、、、、。」 「、、、、、、!!」 タチバナと佐藤が『生徒』という解釈でしばしもめている間、裕はそれを呆然と見ていた。すると背後から猫の鳴き声、、。 にゃあ いつのまにか、少し離れたから裕をみつめる1匹のブチ猫。 「、、、、、、、そうでした、ドルチ。スタンドを消し去る用事が残ってましたね。」 「 「 「 「 「!!」 」 」 」 」 「タチバナ、、この子は別に自らの意思でスタンドを利用したんじゃない、むしろ、その特殊性を何者かに利用されたんだ、なにも彼のスタンドを消す必要は、、、」 「その男の言う通りよ、タチバナ。私のワールド・ワイド・ウェブで入手した情報でも、その男にもはや敵意はないわ。むしろ怪しいのはその本を提供した奴で、、」 「スタンド、、、、、『 消 す 』って、、、、言った?」 「そりゃねぇよ!途中から首つっこんでたが、そのあんちゃんもう悪さしねぇんだろ!?スタンド消すってぇのはいただけねぇよ!あんた、『悪者』かよ!」 「オヤカタッ!」「カエルンジャ」「ナカッタノ」「カヨ!!」 「しかし、また再びこのような事にならないとも限らない、、、サトヨシに危害が加わる可能性があるなら私は、、ちょっと、、、私の肩を持たないで頂きたい、ビッチ、、、失礼。」 「だが、この通り本は没収したし、、、」 「まずは情報を手に入れるが先よ。それからこの男の始末を考えたっていいんじゃないの?下手に動いて不利な状況になるのは嫌よ、私は。」 「、、、、、、、、、現場にいた、、、猫、、、。」 「止めとけって!そいつは将来有望な若者だぜ!?大工の本でも読ませりゃ俺んトコでいい職人になれるってもんよ!」 「オヤカタ!」「ソレ」「コイツ」「リヨウシテルッ!!」 「このアバズレッッ、、、!いいかげんに、私の肩から手を、、、」 「 あ な た が ! ス タ ン ド を 消 し た の ッ ッ ッ ッ??!!!」 辺りをつんざく様な、まさに白鶴の、、もとい、鶴の一声 自分たちの騒がしい会話をも飲み込むほどの、強い力と感情がこもったその声の方を、タチバナ達は見た。 そこには、先ほどまで酔っていたとは思えない程の、しっかりとした瞳で、こちらの方を見つめるシバミの姿があった。 ナァー 猫は、彼らの事など気にもせず耳をかいていた。 ****** 「シルビアに何をしたぁ!」 激情に任せシバミはシバミティアでムトウに殴りかかる。 しかしシバミティアの拳はブルース・ドライブ・モンスターに易々と掴まれ地面に押さえ込まれた、片手でだ!? スタンドの馬力、本体の戦闘力共に圧倒的な差があった。 「近距離型スタンドの割に平凡なパワーですね。水分を変質させる力も触れさせなければどうということもない、強敵をマグレで倒したくらいで思い上がらないでいただこう」 ムトウがシバミを冷たく見下す。 「うあああああっ!!」 瞬間シバミが叫ぶ、シバミティアがブルース・ドライブ・モンスターを振り切りムトウの腕を掴む!「なんだとっ!?」そのパワーとスピードにムトウは驚愕する。 自分の血液をアルコールに変える禁じ手を使ったのだ!後はヤツを倒した必殺の手で…「!?」 しかし、掴んだつもりの手は空を切る。あるハズの右腕はそこには無く!?ムトウの左手に握られていた。 「早トチルなっ!このボンクラがっ!!」 ムトウは左手で持った『切り離した自分の右腕』を鞭のように使い、2m先のシバミの横っ面をブチ殴り飛ばす! 「タチバナ!」佐藤が吹き飛ばされたシバミを空中で受け止め、クッションになった。 「相手は女の子なのよっ!」コウが咎めるが、ムトウが「差別はしない」と睨みつけ、戦慄させる。 ムトウ「ドルチ、アナタですね、先生を此処に呼んでしまったのは…」 ーーーにゃゃあぉ。 ムトウ「このムトウタチバナ、今この場の全員を同時に敵に回したとて、近距離戦闘により圧倒、殲滅し、能力を奪うことができる」 ゴゴゴゴゴ…。 ムトウ「しかし優しく説得してあげましょう、私は狂人ではないのだから」 佐藤、コウ(変態だけどな…)シバミ(ホモめ)ヒデエモン(てやんでぇ!) ムトウ「私たちがスタンドを消す2つの理由。一つ、とても常人には解決できないような事件再発の危険を防ぐ為」 裕(もうしないよ…)佐藤(キミが一番危険なんだが…)ヒデエモン(てーやんでぇ!) ムトウ「一つ、人為的に与えられた不自然な才能であること。それが先天的な物であれば個人の才能として黙認しよう、しかしこの青年のように読んだだけで何もかもを身につけられる能力、そんなものが誰かの意図により不自然に増え続ければ生態系のバランスは狂ってしまう」 コウ(ホモで生態系を乱してるくせに)シバミ(ホモめ!)ヒデエモン(てやんでぇ!てやんでぇ!) ムトウ「そしてもっとも重要な一つ」 佐藤、コウ、ヒデエモン(3つ言った!?)シバミ(ホモめ…)裕(……あ、3つ目だ!?) ムトウ「この一連の事件の首謀者の目的は『スタンド使いを増やす』こと、そしてその『スタンド使いを殺し合わせる』ことと推測できる」 コウ「あっ!?」 佐藤「スタンド使いはどういう訳か引かれ合う…スタンド能力を持っている限り命を危険に晒され続けるというわけか!?」 ムトウ「御明察です先生」 佐藤「この先、凶悪な敵を迎え撃つ覚悟と力量の無い者は、スタンド能力を手放して日常に帰るべきだ」 佐藤は最近心を通わせた二人の生徒のことを考えていた。あの殺人鬼にしてもサシでやっていたら勝てたか怪しかった、それくらい強敵だったのだカンベエは。もしそれ以上の敵に遭遇した場合とても助かるものではない。あの二人も説得する必要がある、愛する生徒を命の危険にさらしてはおけない。 ムトウはコウを振り返る「そこのビッチ…失礼、アナタも心配していた身の危険から解放されます」 コウ「……」 ムトウ「いつもだれかが助けてくれるとは限らない、私の見立てではこの先自分の責任で身を守る胆力を持っているのは佐藤先生くらいのものですが?本来ならさっさと消してしまう処ですがね、今回に限り先生の顔を立てて個人の意志を尊重しましょう」 ムトウは考えていた、サトヨシは「人を危険に巻き込みたくない」と言っている、ムトウは自分だけがサトヨシの助けになりたいと思う、しかしこれから方々で起きるであろうスタンド使いによる事件を鎮圧するのに二人と一匹では手が足りないのもたしか、佐藤先生には協力を頼みたい。 今回の件に先生の能力は向いている気がするし、何よりドルチが連れてきたという事は資格があるということだ。 『スタンド使いを殺す』ことが何者かの目的たるならば、一人でも多く『死なせてはならない』ムトウはそう考える。 「能力を手放して日常に戻り、当初の夢や目的の為に生きるのか?あるいは能力を持つ以上は納得いく回答を聞かせていただきたい」 ムトウは全員に選択を迫る。 シバミ、佐藤、コウ、裕、ヒデエモン、それぞれの未来を決断する時だ。 ****** シバミの脳裏にはナガセと、彼女の仲間達、そしてザキの顔が浮かんだ。 『彼らは、首謀者のせいで命を落とした……ナガセに至っては私が殺した。そして私だけが生きのこった……』 だが……断る シバミは沈黙を破った。全員がシバミの方を向く。 「私は……平穏なんて望まない。首謀者がいる限り、私も、ザキにも、ナガセや、その仲間にも、平穏なんて無い。だから……」 シバミは一息溜めて、言い放った。覚悟の言葉を…… 「私は首謀者を倒す!!」 強い光が彼女を支配していた。それを表現するとしたら、これしか無い。 黄金の精神 「私は絶対に砕けない。ムトウ、どうするの?私のスタンドを消すの?」 ムトウは表情を作らない。じっとシバミを見ている。 「てやんでい!ここでシバミの姉御だけを行かせるなんざ、大工の恥じの恥じよぉ!」 「オヤカタカッコイイー!」 「あっしは着いて行くぜ、シバミの姉御!」 ヒデエモンの発言にカーペンターズは賞賛を送る。 また1つ、覚悟が生まれた。 「コウ、祐、貴方達はどうします?」 感情を感じさせない、金属のような声。祐はその声に震えてしまった。 「ぼ……僕は本を読めればいい!いいんだ!」 祐は思った。【もう、嫌だ】。それが彼の出した結論だった。 「私は命令されるのが嫌いなの。特に、男にはね」 コツコツとコウはシバミに向かって歩いて行く。 「だったら、女のリーダーの方が良いわ。これが決断よ」 シバミ、ヒデエモン、コウ、この3人に覚悟と、精神が生まれた。 「先生は……聞くだけ野暮ですね。貴方はどうせ、生徒を守るためにスタンドを残すのでしょう?」 ムトウは少し残念そうな顔をして、言い放った。 「私はもう貴方達には構いません。死ぬなり何なりと勝手にしてください。行きますよ。先生」 ムトウは足早に立ち去った。 『以前のムトウは、私にでさえスタンドを消しにかかったただろう。まさか……ムトウの中で何かが変わっているのか?』 『それを見守るのも教師である私の仕事だ』佐藤先生は小走りにムトウの下へと走って行った。 「シバミの姉御!どうしやす?」 「私のWWWなら情報を掴めるかも……」 「まあ待って」 シバミは二人を制す 「まずは親睦を深めるために飲み会よ!もちろん て つ や ♪」 2人は早くも後悔し始めた。 第3話『始まりのワルツ』To Be Continued... ・外伝『after koh』 ・外伝『地球最後の日』 ・外伝『3話外伝』
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/726.html
どんなスタンド好き? クレ・D! じょうすけのスタンド好き この世で とっても 優しいよ じょうすけのスタンド どんなスタンド好き? ザ・ハンド! おくやすのスタンド好き 右手でガオンと削り取る おくやすのスタンド どんなスタンド好き? エコーズ! こういちのスタンド好き きゅうちを乗り越え 成長さ こういちのスタンド どんなスタンド好き? うふっ スタプラ! じょうたろうのスタンド好き 史上最強のスタンド じょうたろうのスタンド スタンド スタンド スタンド スタンド いろんなスタンド ある・う・ぅ↑ スタンド スタンド スタンド スタンド いろんなスタンドある どんなスタンド好き? ぜぇんぶぅ 全部のスタンド好き みぃんな それぞれ魅力的 全部のスタンド 全部のスタンド 原曲【おかあさんといっしょ「どんな色がすき」】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm1783598】
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/1103.html
オリジナルスタンド図鑑No.4371~4380 ■ No.4381 【案師】 ID XP3tvQph0 【絵師】 ID 6rq1sLne0 【スタンド名】 バンド・エイド 【本体】 『降星学園』に通ういつもオドオドしている女。学年は4年。保健委員会に所属 【タイプ】 近距離型 【特徴】 女人型。全体的にナースっぽいヴィジョン。 両手の甲辺りにカプセルのような楕円(だえん)形の装飾がある 【能力】 手のひらから「シール」を出現させ、「シール」を貼った生物の傷を治す。 「シール」は白い正方形で、中央に赤い「+」マークがある。 患部に「シール」を張り付ける事で効果を発揮する。 故に、患部以外の場所に貼っても効果はない。 「シール」はその生物の自然治癒能力を飛躍的に高めて傷を治す。 そのため貼った瞬間に傷が治るという訳ではない。 傷が完全に治ると「シール」は自然に剥がれ落ち消滅する。 「シール」のサイズより大きい傷を治す事はできない。 ただし患部に「シール」を複数枚張り付ける事で治す事ができる。 破壊力-C スピード-C () 射程距離-D (シール-貼ったらどこまでも) 持続力-A 精密動作性-B 成長性-A ■ No.4382 【案師】 ID tOBANEje0 【絵師】 ID IalOx8pAO 【スタンド名】 ジ・エッジ・オブ・グローリー 【本体】 『ディザスター』の一員、20代くらいの男。コンビで行動することを得意としている。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 両肩の大きな歯車が特徴の人型。能力を発動すると歯車が激しく回転する。 【能力】 殴ったものの能力を限界まで発揮させる。 制限時間は3分間、それを超えた時代償としてダメージを受ける。 生物に限らず物質にも適用(刀を殴る→切れ味が良くなる等) スタンドパワーを制限することで、ダメージを軽減できる また、自分を殴ることでスタンドパワーを一時的に上昇させることができる。 破壊力-C スピード-C 射程距離-E 持続力-C 精密動作性-B 成長性-A 【能力射程】 A ■ No.4383 【案師】 ID qLzo+v+AO 【絵師】 ID tuFl3bvDO 【スタンド名】 ストーン・WRY! 【本体】 吸血鬼の血を引く少女。生まれつき、黒髪の中に金髪が混じっている。 鉄格子を見ると妙な気分になるらしい。 【タイプ】 中距離型 / 物質同化型? 【特徴】 自在に形を変化する血のスタンド。 基本は全身が真っ赤で、手に鋭い爪を生やし、口に牙を生やした人の形をしている。 【能力】 血と同化して自在に操作する能力。自身の血だけでなく、他人の血や動物の血とも同化できる。 本来は自在に形を変化できるが、人型の時が一番パワーが出るらしく、基本は人の形をしている。 なお、人型をの時はパワーが出るが代わりに本体からあまり離れられない(約2m)。 逆に、非人型、特に単純な構造のスライム状の状態の時は、 パワーがない代わりに遠くまで行ける(約500m)。 なお、物質同化型なので一般人にも見ることができる。 破壊力-E~A スピード-E~A 射程距離-E~A 持続力-A 精密動作性-E~B 成長性-C ■ No.4384 【案師】 ID tjn7KszR0 【絵師】 ID tuFl3bvDO 【スタンド名】 ザ・フェイスレス 【本体】 人気のない公園に現れる7人の子供達。幽霊という噂もあるが詳しい事は不明 【タイプ】 装備 / 群体型 【特徴】 仮面型。それぞれ額の位置に「壱」「弐」「参」…の模様がある。 それぞれ微妙に表情が違う。 また、本体は7人おり、それぞれ全く同じ能力を持ち、「7人で1つの能力」を構成している。 【能力】 対象の周囲を囲んで「かごめかごめ」を行い、 「後ろの正面」を当てられなかった対象を消滅させる。 一度「かごめかごめ」が始まると「後ろの正面」を当てなければ逃れる事はできない。 「後ろの正面」を答える時は、額に書かれている番号で答えれば良い。 「歌の途中で目を開ける」「後ろを向く」といった行為は「ルール違反」となり、 「ルール違反」を行った場合も対象を消滅させる。 本体らは「後ろの正面」を当てた者の前には姿を現さない。 破壊力-なし スピード-なし 射程距離-E 持続力-A 精密動作性-なし 成長性-E ■ No.4385 【案師】 ID 94c5JOUq0 【絵師】 ID /VWAZXHlo 【スタンド名】 スマイル・サービス 【本体】 飲食店店長 【タイプ】 人型 【特徴】 のっぺらぼうの顔に喜怒哀楽を表したスマイリーのシールをそれぞれ貼っている。 【能力】 相手が感情を現にしたとき相手の感情(喜怒哀楽)を支配する。 破壊力-C スピード-C 射程距離-C 持続力-C 精密動作性-C 成長性-C 【能力射程】 C ■ No.4386 【案師】 ID uhlxdYwAO 「夜中に爪を切ってはいけないと……学校で習わなかったか?……」 【絵師】 ID sHO3Z8Wyo 【スタンド名】 タスクカット 【本体】 殺し屋の男。仕事は夜しかやらない主義。 「夜中に爪を切ってはいけない」ということに異常な拘りを持つ。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 ハサミを持った蛇頭の亜人型スタンド 【能力】 爪を切る能力。 持っているハサミで爪をキレイに切ることができる。 一見それだけの能力に見えるが、実はこのスタンドには「真の能力」が隠されている…… 【第二の能力】 (真の能力) 夜に爪を切ることで、対象を「即死」させる能力。 このスタンドの本当の能力はこちらの方。 昼間はただ爪を切るだけの能力だが、夜になるとこのスタンドは本性を現す。 このスタンドのハサミでちょっとでも爪を切られたものはその瞬間即死する。 破壊力-A スピード-A 射程距離-D 持続力-C 精密動作性-A 成長性-D ■ No.4387 【案師】 ID HmiFntcm0 【絵師】 ID D86By6Mbo 【スタンド名】 シャドウ・ギャラリー 【本体】 落ち着いた態度の40代前半男性。秘密結社『オラトリオ』のNo2。 ボスに絶対の忠誠を誓っており、また同時に部下思いの良い上司。 【タイプ】 近距離型 【特徴】 腹部にヒビが入り中から巨大な眼球が覗いている。 【能力】 スタンドが触れている壁や床を通して、当たったものをそこに固定する波を飛ばす。 スタンドの掌を中心に波が飛ばされ、波が通った瞬間は壁や床が波打つ事で確認できる。 波が当たったものは一定時間その壁や床から離れることが出来ない。 例え殴られたり蹴られたり爆破されたりしても離れることは出来ない。 破壊力-A スピード-B 射程距離-E 持続力-D 精密動作性-A 成長性-E 【能力射程】 C ■ No.4388 【案師】 ID T7h32aS10 「――誰でもできる。猿でもできる」 【絵師】 ID lSS/CorZo 【スタンド名】 モンキー・ビジネス 【本体】 「猿」の愛称で呼ばれる小男。 卑屈な振る舞いだが、大いなる野心を内包している。 【タイプ】 近距離型 / 範囲型 【特徴】 細長くひ弱そうな人型。腕に尖った手甲が付いている。 【能力】 本体が定めた行動一つを、射程範囲内では誰でもできるようになる。 その人物しか使うことができないスタンド能力や、 長年の修行の末に得る波紋や鉄球の技術も、例えそれが赤ん坊であっても使用できる。 だが、あまりに身の丈に合っていない能力や技術は、使えるだけで使いこなせないことも。 破壊力-D スピード-A 射程距離-D 持続力-E 精密動作性-E 成長性-E 【能力射程】 C ■ No.4389 【案師】 ID uGyKlbD+0 【絵師】 ID S7sOYTJW0 【スタンド名】 スパイダー・ウェア 【本体】 高校の校長 【タイプ】 群体型 【特徴】 カメラの形をした蜘蛛。頭がレンズになっている。 全部で八体。学校中の女子トイレに配備している。 【能力】 写真と映像を記録できる。そして記録を他の個体に転送できる。 破壊力-E スピード-C 射程距離-C 持続力-A 精密動作性-A 成長性-B 【能力射程】 B ■ No.4390 【案師】 ID wM3MMkZN0 【絵師】 ID S7sOYTJW0 【スタンド名】 ヒート・アイランド 【本体】 高校生DJ。ニット帽の青年 【タイプ】 近距離型 【特徴】 ニット帽(的な装飾品)を着用した人型 【能力】 手のひらに『炎の球体』を作り出す 所謂『ファイアーボール』の能力 球体であれば好きな大きさで作り出せる。ただし大きな球体はそれなりの時間がかかる 球体の手のひらから発射して自在に操作することができる(一定時間を越えると自動消滅する) 破壊力-B スピード-A 射程距離-E 持続力-B 精密動作性-B 成長性-A 【能力射程】 C オリジナルスタンド図鑑No.4391~4400 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]